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2025年12月8日 18:29
清水尋也被告の兄語る“涙の理由”「死んだ母に顔向けできない」

 乾燥大麻を所持していた罪に問われている俳優・清水尋也被告(26)の初公判が開かれました。被告の兄が証人として出廷し、弟が流した「涙の理由」を明かしました。

検察側 「逮捕時はドラマ放送中。迷惑を掛ける認識はあった?」 清水被告 「はい」 検察側 「なぜ踏みとどまらなかった?」 清水被告 「認識の甘さ、一番は。自分としてはちゃんとやれているというか、自分を過信しすぎていた」

 法廷で語られたのは俳優という職業へのプレッシャーでした。

 自宅で乾燥大麻を所持した罪で起訴された俳優の清水被告。8日の初公判では、しっかりした声で起訴内容を認め、大麻を使用したのは「ストレスの緩和やリラックスのため」などと説明しました。

清水被告 「職業柄、多くの人とコミュニケーションを取る。プライバシーの問題やプレッシャーを感じていた」

 裁判には兄で俳優の清水尚弥さんが証人として出廷。

弁護側 「どんな話をした?」 兄・尚弥さん 「『大変なことをした』と聞かせた。『死んだ母に顔向けできない…』と」 弁護側 「尋也被告は何か言っていた?」 兄・尚弥さん 「泣いて感情的になって『申し訳ない。本当に申し訳ない』と泣いていた」

 一方、清水被告は「兄は知らなかった」としたうえで…。

清水被告 「兄に迷惑を掛けたくない気持ちから隠していた。唯一の肉親なのに苦労や心配を掛けてしまった。迷惑を掛けたのに愛情を与えてくれて、今後の人生をもって兄に返していきたい」

 検察側は「常習性がある」などとして拘禁刑1年を求刑。弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。

 現在は兄と同居し、クリニックと更生施設に通っていると話した清水被告。

 今後については「俳優は一人では成立しない。どんな結果になっても、一人の人間として後悔ないように生きていきたい」と語りました。

 兄は弟のサポートについて…。

検察側 「大麻が見つかった家には、もう住まない?」 兄・尚弥さん 「住まないです。自分と同居して、生活を自分が監督していく」

 判決は19日に言い渡されます。