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2025年12月10日 12:48
「妊娠とタイトル両方目指せる世界へ」規定変更求め女流棋士が会見

 日本将棋連盟の規定で、産休中に不戦敗を余儀なくされたとして規定の見直しを求めている女流棋士が、会見で心境を語りました。

 女流棋士の福間香奈さんは妊娠中だった去年10月、白玲戦の途中で、連戦や長距離移動によって体調を崩しました。

 対局場所の変更などを要望したものの2つのタイトル戦を不戦敗にされたといい、日本将棋連盟に、対局を実行できない者を不戦敗とする規定の変更を求め、9日に要望書を提出しました。

 福間さんは会見で今の思いを語りました。

女流棋士 福間香奈さん 「妊娠かタイトルかどちらか選択する制度ではなく、両方を目指せる世界になってほしいと希望しています」

 日本将棋連盟は取材に対し、規定の見直しについて「専門家の意見や女流棋士の声、競技運営の観点を総合的に踏まえ、検討を進めています」と答えています。