イギリスの覆面アーティスト「バンクシー」の新作と同じ絵がロンドン中心部でも見つかりました。

　バンクシーが22日にSNSで発表した新作は、仰向けになって空を見上げる2人の子どもを描いていました。

　もう1つの作品が描かれた建物は、1970年代にホームレスの支援者らが住宅不足を訴えて占拠した場所として知られています。

バンクシーの作品のスケッチを続けるダニエル・モーガンさん 「クリスマスにもホームレス状態の子どもたちがいることを示していると思います。子どもは星を指さしているようですが、同時に建物も指し示しているようです」

　建物の前に描かれた作品はSNSでは発表されていませんが、バンクシー作品のスケッチを続けているアーティストは、人目に付きにくい場所に描いた作品をSNSで注目させて繁華街での制作を目立たなくする狙いがバンクシーにあったのではないかとも分析しています。