
「SoftBankウインターカップ2025」が23日に開幕します。熊本県代表は男女とも23日に初戦を迎えます。
女子・慶誠「全国制覇」へリベンジ
女子代表は去年のウインターカップで全国準優勝を果たした慶誠。県予選では1試合の平均得点が110点と他を寄せ付けない強さで4連覇を掴みました。
チームを牽引するのは、3ポイントシュートを得意とするポインドガードの澤田樹奈主将と抜群のシュート力で得点を重ねる陽本麻生副主将です。
澤田樹奈主将
「ゲームコントロールだけではなく、得点力のあるガードを目指している」
陽本麻生副主将
「持ち味はジャンプシュート、キレのあるドライブなのでそこを見てほしい」

2人は東京の中学時代からのチームメイト。全国の舞台で活躍したいと、慶誠に入学しました。
1年生から主軸としてプレーし、去年は全国の決勝でも活躍。準優勝の立役者となりましたが…
澤田樹奈主将
「とにかく悔しい気持ちが大きくて」
陽本麻生副主将
「来年こそは、絶対にこの(決勝の)メインコートに立って、勝ちたい気持ちが生まれた」
あの悔しさから1年。最後の大舞台でリベンジを誓います。

陽本麻生副主将
「全国制覇をとりにいく。2人でプレーするのは最後になるので、最後は笑顔で終われたらいい」

澤田樹奈主将
「この2人が去年の悔しさを1番実感しているので、1回戦からチームを引っ張って、2人でチームのほぼほぼの点をとるくらいの勢いで戦う」
3年生がチームを支える中、2年生で攻守の要となるのが、ナイジェリアからの留学生フェイバ・ヘンリーです。身長184センチ、最高到達点3メートル超えの高さを生かしたオフェンスリバウンドが持ち味です。

フェイバ・ヘンリー選手
「(オフェンスリバウンドは)とても大事だから、チームメイトのシュートが決まる決まらない関わらず、しっかり後ろで支えている。(1試合)最低30点、そこから35点、40点以上を狙っていく」
世代最高峰のリーグU18日清食品トップリーグでは、1試合平均のリバウンド数が15.9で個人成績2位。献身的なスコアラーが全国優勝に導きます。
ベスト4目指して 男子・九州学院

男子代表は、県予選10連覇を達成した九州学院。大会までおよそ2週間となったこの日は、全国の相手を想定し、徹底してフォーメーションの確認をしていました。
山口幹太主将
「しっかりウインターカップに向けて1人1人意識が高まってきていい状況になってきていると思います」
今年のチームの持ち味は、3ポイントシュートです。キャプテンの山口幹太主将、シューターの井上智稀選手を中心に得点を量産。県予選5試合すべてで100点ゲームと圧倒しました。
得意の3ポイントシュートを全国の舞台でも決めきるために、磨いているのは組織力。5人が連動して動きスペースやフリーの選手をつくることです。

全国の強豪と戦うU18日清食品ブロックリーグでは、7戦全勝で優勝。手ごたえを感じています。
山口幹太主将
「留学生がいるチームにも勝つことができて、自分たちの武器である3ポイントも決め切ることができたので、自信になりました。苦しい展開になったときに、チームメートがコート内で鼓舞し合って、苦しい状況こそ集中してプレーすることが勝利につながった要因だと思います」
さらに、ウインターカップでキーマンとなるのが、インサイドプレーヤー上村太志選手。

上村太志選手
「オフェンスの面では留学生が自分にマークがついてくることが分かっているので、自分が3ポイントシュートを決めることが大切かなと思っています」
1戦必勝で上位進出を目指します。

山口幹太主将
「インターハイは1回戦負けだったので、その悔しさを冬にぶつけて、目標である全国ベスト4を達成できるようにみんなで協力して頑張りたいと思います」
「SoftBankウインターカップ2025」は12月23日開幕。女子・慶誠は午後0時20分から埼玉栄と、男子・九州学院は午後5時20分から埼玉栄と対戦する予定です。













