あと1週間でお正月を迎えますが、“お年玉をキャッシュレス”でもらいたい人が増加。お正月の習慣が変化するかもしれません。
■変わりゆくお正月の習慣
今年もあと1週間で終わりを迎え、もうすぐお正月。皆で集まって食べるおせちや、子どもたちが首を長くして待ち望むお年玉など、さまざまな楽しみ方に変化が…。
キャッシュレス派 8歳、10歳の人 「キャッシュレスの方が楽」 「ケータイでもらったほうが楽。かさばらない」
その1つがお年玉の“キャッシュレス化”。今週発表された、お年玉をもらう予定の人を対象にした調査では、4割近くの人がキャッシュレスでもらいたいと回答。
キャッシュレス派 70代の人 「現金じゃないほうは安全。下手にお札とか人目につくところで出し入れしていると、とられちゃったりそれも怖いし、キャッシュレスでもいいかな」
そんな声に答えて、電子マネーアプリのPayPayでは今、ポチ袋をイメージした4種類のデザインから選べる、お年玉送金ができるサービスも。
一方、あげる側ももらう側も現金派はまだまだたくさんいるようで…。
現金派 70代の人 「中学・高校生はいいでしょ。親に『貯金だよ』と取られない」 「(Q.孫にキャッシュレスでと言われない?)言わない」 「そんなこと言ったら許さない。『あげないよ』と」 現金派 20代の人 「現金のほうがいい。現金でもらえればキャッシュレスにも使える。田舎だと現金しか使えない所がある。田舎出身なので現金のほうがうれしい」
■お得な“半額おせち”なぜ?
一方、おせちは作る時代から買う時代へ…。
70代の人 「おせちを作らなくなる。頼んじゃう。今まで煮物とか色々やっていた。そういうのもやはり一切やらなくなった」
通販サイトを運営する「クラダシ」では5年ほど前から、在庫となってしまったおせちを買い取り、“おせちレスキュー”として販売しています。
クラダシ バイヤー 宮本侑生さん 「件数で言うと本当にきのう2000件くらい受注はいただいた」
実は、このおせちレスキュー、年末ぎりぎりの今が一番お買い得なんです。
例えば元の値段は1万6200円だったものが新年が迫る22日には40%オフで販売されました。さらに25日は、なんと半額以上のディスカウント。
25日、商品が届いたという女性は…。
おせちレスキューを購入した中山愛さん 「元値が2万4000円ぐらいだったのを8980円で購入しました。スーパーで高い商品をこまごまとそろえるよりは、おせちをドンと置いたら見栄えがいいかなと思って。お肉系が入ってる感じになっているんですけど、四段目にはカニが入ってくるので、すごいお得なものを購入できたと思ってます」
日本の元日には欠かせないおせち。その最新事情を調査する専門家は…。
富士経済 フード&ヘルスケア事業部 舩瀬三和主任 「昔は純和風のものがすごく重要視されてきたが、最近はよりカジュアルに元旦にこだわらず、皆で集まって楽しく食べるところにかなり幅が出ていると思う」









