イラン政府に軍事行動の可能性を警告したトランプ大統領。ベネズエラに続き、なぜイランなのでしょうか。専門家に聞きました。
■トランプ氏“イラン介入の狙い”
トランプ大統領 「殺されるべきでない人が殺されている。指導者が暴力で支配しているんだ」
物価高への抗議に端を発したデモはイラン全土に広がり、犠牲者が増え続けています。
ここでデモ参加者の保護のため、軍事介入の可能性を示したのがトランプ大統領です。
トランプ大統領 「我々は深刻に考えている、軍も検討中だ。非常に強力な選択肢を検討して、決断を下すつもりだ」
なぜ今、イランなのでしょうか。
テヘランにある遺体安置所の外には亡くなった人たちを収めた黒い袋が並び、身元確認のため大勢の家族が集まっていました。
アメリカを拠点とするイラン人権団体はこれまでに554人が死亡し、そのうちデモ参加者は483人だったと発表しています。
イラン人権活動家団体 スカイラー・トンプソン副代表 「さらに500件以上の事例を調査中で、すべての数字が確認されれば死者数は1000人を超える。わずか15日間での数字で、異常な事態」
このタイミングを利用してイランに介入したいという意図があると専門家は分析します。
上智大学 前嶋和弘教授 「トランプ大統領は常に自分の支持層を意識している。共和党の中でも一番自分に投票してくれたキリスト教福音派」
アメリカの政治外交を専門とする前嶋教授によると、聖書の教えを重んじる「福音派」はアメリカ人口の25%近くを占め、イスラエルを徹底支援していると話します。
上智大学 前嶋和弘教授 「イスラエルを守るために、自分の支持層を喜ばせるために、イスラエルの宿敵であるイランに対しては常に潰そうというのが、トランプ大統領の頭の中にある」
ただ、その先は不透明です。
上智大学 前嶋和弘教授 「イランが傾いていった場合、アメリカが統治していくことになる。トランプ支持層の一部はアメリカ第一主義で他の国に関わるなという人たちもいる。迷いながら次の一手を考えていると思う」
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