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2026年3月24日 19:09
離島の小学校で1人だけの卒業式 先生と二人三脚「中学校も楽しむぞー!」

 熊本県上天草市の離島、湯島。ネコの島として知られる島です。

 (先生)「きょうは何を意識しますか?
(凜さん)「声の大きさです」
(先生)「天井破るくらい頑張ってください」

 きょうの主役は、湯島小学校6年生の高橋凛さん。門出を迎えた、たった一人の卒業生です。

「声の大きさを見てほしいです」

 引き締まった表情で卒業式に臨んだ凛さん。かつては、在校児童が100人を超える時代もあった湯島小学校ですが、少子化が進み、現在の児童数はわずか4人です。

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 小学校の卒業式といえば、卒業生みんなで別れの言葉を言いますが、湯島小学校では全て凛さんの担当です。

 入学した頃は、引っ込み思案で、声が小さかった凛さん。担任の小幡先生と毎日、雲仙普賢岳に向かって、発声練習を重ねてきました。

(別れの言葉)
「この6年間、私はたくさんのことに挑戦し、成長することができました。湯島小学校で過ごした時間は、私にとって、かけがえのない宝物です」

 来賓や保護者だけでなく、島の住民も、凛さんの卒業を祝いました。

 湯島小学校最後のホームルームで、両親に感謝を伝えました。

(凛さん)
「私の卒業式はどうでしたか。私の声は出ていましたか。きょうを迎えることができたのは、パパとママのおかげです。これからも学校であった出来事は話をするので、たくさん聞いて一緒に笑ってください。今までありがとうございました。これからもよろしくお願いします」

(先生)
「名残り惜しいですが、もうこれで、全てがきょうの活動終了になります。ほんとに卒業おめでとうございます。中学生になってもずっと応援しているので、声が小さかったら言いに行きますから。『声出せ』って言いに行きますから、また雲仙に向かって叫びましょう」

 6年間の思い出を胸に、春から一人、湯島中学校に入学します。

「中学校も楽しむぞ―!」

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