
熊本県八代市の新庁舎建設工事の談合疑惑をめぐり、28日、2回目の証人喚問がありました。
2022年に完成した八代市の新庁舎をめぐっては、入札の際、特定の業者に有利な基準が設けられ、その後、落札業者の利益となるよう、事業費が約5億円増額されたなどの疑惑が浮上しています。

疑惑を調査する百条委員会では、28日、2回目の証人喚問が行われ、当時、市職員として入札に関わった男性が経緯を語りました。
「市長から私の携帯に『中村だが、新庁舎建設は総合の一括でよかか』と連絡があった」

当時の中村市長から、入札方式は価格だけでなく、技術などを審査する総合評価方式を採用すると連絡があったという男性。評価基準案を作成後、当時の副市長に提出すると…
「副市長から2、3日預からせてくれとあったので、評価基準を預けた」
すると数日後…
「●●部長から、これで一切変更せずに進めてほしいと言われ、評価基準を提示された。内容的には、当初うちの課で預けたものと大きく変わっていた」
当時の上司から、このように指示を受けたという男性。その中身は、約118億円で落札した前田建設工業に有利なものであったと話しました。
また、その後、再び男性を呼び出したのは、不正疑惑への関与が指摘されている成松由紀夫市議だったということです。

「忘れもしない令和元年11月2日午後7時。ちゃんこ屋、成松議員の実家です。●●部長と〇〇次長も来店していて、成松議員が対面に座って開口一番『課長、足らんばい』と。受注額が足りないと。いくら足りないか聞いてみると、10億から11億と。それ聞いた瞬間、ああそういうことだったのかと、だから、最初の市長の総合一括の話、副市長から示された評定基準が初めてつながって、これはダメだなと思った。こんな内容が公になれば、八代市はひっくり返ると」
一方で、当の成松議員は、談合疑惑への関与を一切否定しています。
八代市議会の自民党市議らは、百条委員会は「官製談合があった」ことを前提にしていて、公正公平ではないと主張しています。
自民党・村川議員
「犯罪者扱いしたような内容だったが、そういう証言があっただけで、真実かどうか、まだ分かりませんし、私どもは、同じ会派の同僚議員ですので、最後まで信じてやっていくのみ」
百条委員会の中山諭扶哉委員長は今後、当時の部長や副市長、市長への証人喚問も検討したいとしています。













