ホーム
2026年6月18日 12:18
68年前の赤ちゃん取り違えで男性が東京地裁に申し立て「調査義務の履行を」

 68年前に別の赤ちゃんと取り違えられた男性が、東京都に調査義務の履行を求めて東京地裁へ申し立てました。

 江藏智さん(68)は、当時の都立墨田産院で産まれた直後に別の赤ちゃんと取り違えられました。

 去年、都に対して戸別訪問などの方法で調査をするよう求める東京地裁の判決が確定しましたが、江藏さん側は都は戸別訪問はせず、今年3月に調査を打ち切ったとしています。

 江藏さん側は「都には戸別訪問をする義務がある」などとして、都が判決内容を履行するよう求める申し立てを今月18日に東京地裁にしました。

 これまでの調査で、江藏さんと同じ産院で生まれた可能性がある人は38人に絞られましたが、親子関係にある人物の特定には至っていません。

 申し立ての後の会見で江藏さんは「まさか手紙だけの調査で終了という言葉を聞くとは思いませんでしたし、3月にその報告を受けた時は怒りとショックが混ざった、精神的にも痛めつけられました」と話しました。

 一方、東京都は「都としては調査のご協力をお願いする方の心情にも配慮しながら丁寧に調査を進めてきた。申し立ての内容を確認したうえで、適切に対応していく」としています。