
甲子園初勝利をあげ、13日に2回戦に挑む熊本代表の有明。開幕直前に大地震が襲った熊本へ元気を届けたいと、特別な思いで臨んでいます。
「家が半壊して、住める状況ではなくなって、仮設住宅に暮らしていた時期があります。2~3年間、仮設住宅で過ごしました」
有明の實田聡志主将。熊本県西原村の出身で、10年前、小学2年の時に自宅で熊本地震を経験しました。

2016年4月、西原村は前震で震度6弱、2日後の本震では震度7を観測。当時、所属していた少年野球チームの練習場所は、がれき置き場所となり、日常が大きく変わりました。

「お父さんとキャッチボールしたり、友だちも野球できる状況じゃない中でも、ちょっと集まって野球したのが印象に残っています。野球ができていること、自分ができていることは、当たり前じゃないことを学びました」
甲子園を目指した今年の熊本大会では、2回戦でスリーランホームラン、準決勝の延長11回で決勝点となるタイムリーを放つなど活躍。打率5割、チームトップの9打点と勝負強いバッティングが光ります。

幼いころから描いた夢。ようやく甲子園の切符をつかんだ今年の夏、熊本を再び大地震が襲いました。部員や家族への大きな被害はありませんでしたが、勝利への思いがより強まったといいます。
7日の1回戦。チームは9回に試合をひっくり返す劇的な勝利で、初戦突破を果たしました。
「甲子園という、いい舞台で野球ができていることに感謝して、次の一戦も、かみしめて頑張りたいと思います。いろいろな方々に支えられて、ここまで来れているので、そういう人たちに、少しでも恩返しできたらなと思います」

一方で、初戦はノーヒットだった實田選手。持ち味のバッティングでの活躍を誓っています。
「自分自身は、まだもっともっとできることがあると思うので、次の試合では自分も活躍して勝っていきたいと思います。ランナーが得点圏にいるところで一本出したり、勝負強いバッティングができるようにやっていきたいです」
2回戦は長崎日大との対戦、13日第1試合(午後1時開始)の予定です。













