今年に入ってから中東情勢などの影響で、観光客が減少している国や地域が相次いでいます。タイでも海外からの観光客が減少していますが、温泉を活用して取り戻そうと新たな取り組みが進められています。
■タイで観光客減少…復活のカギは“温泉”
バンコクからおよそ2時間。こちらは冷たい水ではありません。緑に囲まれた温泉だというのです。
利用する人 「かなりよく来る。今年だけでもう2回目」
日本で古くから好まれる“温泉”が、アジアの人気観光地・タイで今、ある理由で脚光を浴びています。
中東情勢などの影響で、タイの観光客は減少。去年の同じ時期と比べ、50万人以上も減っているといいます。
タイ政府製薬機構 ミンクワン・スパンナポン理事長 「国家レベルでタイは国内外観光客向けの観光資源となる可能性がある地域の観光振興を進めています」
そこで目をつけたのが、日本人になじみ深い“温泉”です。
実はタイは“温泉大国”。国内に温泉が100カ所以上あり、国を挙げてその資源を観光に活用する取り組みが進められています。
タイ政府製薬機構 ミンクワン・スパンナポン理事長 「私たちは日本人がどのように温泉を活用しているか、その恩恵を見て刺激を受けた。特に日本の影響は非常に大きかったと率直に言える」
日本からの影響が大きかったというタイの温泉文化。こちらでは高温の源泉に卵をつけています。日本と同じように、温泉卵を作っているようです。
常連客 「かなり頻繁に来る」 観光客 「私は鶏卵」 「おいしい」 「見てよ、これ!もう全部食べた!」
さらに、秘境の温泉地では…。
第2次世界大戦中に日本軍が見つけたというヒンダート温泉です。今では観光客や地元住民の憩いの場となっています。
初めて利用する人 「タイにもこんなに素晴らしくて、タイ人が楽しんでリラックスできる場所があるなんて、ありがたいことです」
観光地として有名なクラビでは、大規模な街づくりも始まっています。およそ64ヘクタールの広大な敷地に、宿泊施設、高級ヴィラ、レストランなど温泉をベースにした複合施設も準備を進めていて、11年後の完成を予定しています。
クロントムヘリテージ キンケオチャルーンルンレン副会長 「私たちはタイが世界有数の温泉ウェルネス観光地になることを期待しています」









