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2026年9月2日 18:45
「聖闘士星矢」作者が会見 元担当が…46億円横領被害か

 漫画「聖闘士星矢」の作者が46億円を横領されたとして、損害賠償を請求する裁判を起こしました。相手は以前、担当の編集者だった人物でした。

■元担当が…46億円横領被害か

 世界各国で人気の聖闘士星矢。中国や東南アジアなどで今もグッズが売れていて、そのライセンス料も奪われたといいます。

聖闘士星矢の作者 車田正美さん(72) 「個人でやっている時は約数億円。収入は2、3億円あればいい。まさか10億を超えて口座に入ってきているとは思わなかった」

野崎智裕弁護士 「中国とのやり取りも彼が勝手に契約書を作ったり、勝手にライセンス契約書を偽造した」

 訴状などによりますと、横領を主導したのは2000年代に車田さんの担当編集をしていたA氏です。その後、車田さんのライセンスなどを管理する会社の経理をすることになったA氏は、周囲にこんな話をしていたといいます。

横領したA氏 「車田さんは芸術家だから人間嫌いなんだ」

 こうして様々な交渉の窓口になることで、46億8600万円もの金額を横領したということです。

■「聖闘士星矢」作者が会見

聖闘士星矢の作者 車田正美さん 「私は創作、漫画の執筆活動に専念したいということで、他のことはお前に任せるからなと、そういう感じでやっていました。発覚当時は信じられなく、怒りというよりも通り越して、私利私欲のために信じていたものを平気で裏切る人間がいるのだと、どうしようもないやるせなさ」

 A氏は会社の口座から無断送金したり、よく似た名前の会社を作り、そちらにライセンス料を振り込ませたりしていたということです。

野崎智裕弁護士 「他のスタッフもそそのかして、お前も仲間になれということで、キャバクラに行くなど色んなところで今、分かっているだけでも合計1000万円」

 発覚のきっかけは2年前の税務調査でした。「おかしな金の流れがある」と指摘されて調べたところ、A氏の横領が判明。本人に事情を聴くと事実を認めたため、解雇したということです。

 車田さん側はこれまでに18億円が返済されたものの、その他の損害について返金されないとして、A氏らに対して約28億9000万円の賠償を求める裁判を東京地裁に起こしました。

聖闘士星矢の作者 車田正美さん 「一時は私自身も人間不信にもなり掛けたほど。これから私はまだまだ読者の皆さん、世界中の聖闘士星矢、車田漫画を愛してくれる人たちのためにまだ頑張って執筆を続けていきたい」