
敵基地反撃能力を有する長射程ミサイルが、初めて地域住民を対象に公開されました。
(参加者)
「ないとどうしようもない、みなさん守れないんだもん。熊本が攻撃対象になるっていうことに対して、住民がみんな不安に思っているということで…」
日本の防衛政策の転換点となるミサイルに、住民の反応は様々です。
(自衛隊)
「皆様が向かっているこの車両については、25式地対艦誘導弾の地上装置一式になります」
週末、熊本市東区の健軍駐屯地を訪れた地域住民たち。3月に国内で初めて配備された国産長射程ミサイル、25式地対艦誘導弾の装備が公開されました。
一般住民向けに装備品を展示するのは初めてで、熊本市民や熊本市内に通勤・通学している人など約220人が参加しました。

25式地対艦誘導弾の射程は、中国本土も圏内となる約1000キロとされていて、敵国の拠点や艦艇などを攻撃する能力を有することで、日本への攻撃を思いとどまらせる狙いがあるとされています。

一方、一部の専門家はミサイルが配備されることで、敵国からの標的となる恐れがあると懸念を示していて、市民団体らは住民向け説明会の開催を国などに求めていました。
今回の一般公開では、従来のミサイルとの違いを説明したほか、約30分にわたって、発射装置やミサイル運搬車両を見学できる時間が設けられました。
(参加者)
「こういうものが配備されるんだなというのを、実物を目で見られて良かったなと思います。日本を取り巻く安全保障の環境が変わってきている。間違いないことなので、それに合わせて日本としても体制を変えていく。これは至極当然だと思います」
「私はミサイル賛成です。ないとどうしようもない。みなさん守れないんだもん。当たり前の話」

ミサイル配備に理解を示す意見の一方で、具体的な説明があったか聞かれると…
(Q.自衛隊からはどのような説明があった?)
「ないね。それは彼らは絶対しゃべりませんよ」
(Q.健軍への配備する理由、意義は十分説明された?)
「えーと、それはなかったみたいですね」
25式地対艦誘導弾は、10月19日から始まる日米共同演習で、初めて投入されることになっています。
(参加者)
「中身に関する、運用に関する問題は答えられないというのが徹底されていた」
市民団体らが求めている対話形式の説明会は実現していません。
(参加者)
「納得のいく説明は得られなかった」
「防衛省がもっと前面に出て、説明会を住民説明会をすべきですよ」













