
熊本市東区の陸上自衛隊健軍駐屯地に、31日、長射程ミサイルが国内で初めて配備されました。
9日未明に発射装置などが搬入され、17日には知事などを対象に、装備品の展示と説明が行われました。
運用を担う、第5地対艦ミサイル連隊の習熟度などを高め、31日をもって正式に配備となりました。
田中杜旺アナウンサー
「配備初日の朝を迎えた健軍駐屯地です。ここから伺う限り、これまでと変化は感じられませんが、周辺では抗議活動が行われています」

これまで12式地対艦誘導弾能力向上型と呼ばれていましたが、陸上幕僚監部は31日、名称を「25式地対艦誘導弾」とすることを発表しました。
射程は約1000km、相手の拠点や艦艇などを攻撃する能力を有することで、日本への攻撃を思いとどまらせる狙いがあります。
正式配備に地元住民は…
地元住民
「本音を言えば来てほしくない。だけど色々国防を考えると、どっちとも言えない」
「子供のことが一番心配です。近くに小学校や保育園がいっぱいあるので」
「説明は全然足りていないですね。住民に対してね」

健軍駐屯地周辺では31日、反対派の市民団体らが抗議活動を行い、小泉進次郎防衛大臣らに向け、住民説明会の開催や配備撤回を求める申し入れ書を提出しました。
ミサイル配備に反対の海北由希子さん
「民主主義のプロセスを踏んで、住民説明会をするのが最低限のマナーだと言っている」
その住民説明会について、小泉防衛大臣は…
小泉進次郎防衛大臣
「現時点においては、住民説明会を実施する予定はありませんが、熊本県知事そして熊本市長からは、一般の方に向けた装備品展示の実施についてご要望をいただいています。防衛省としてはこれを真摯に受け止め、実施時期を含め、装備品展示のあり方についてしっかりと検討していきたいと思っています」
また、木村知事は31日、コメントを発表。

「国には県民の不安解消につながるよう、分かりやすく丁寧な説明を行うとともに、運用に当たっても、安全対策の徹底などをお願いしたい」としています。
長射程の「スタンド・オフ・ミサイル」を巡っては、静岡の富士駐屯地にも離島防衛を想定した「25式高速滑空弾」が31日配備されています。














