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熊本1区 自民前職に立憲、参政の新人が挑む

15日に衆院選が公示され、熊本1区には立憲民主党の新人、自民党の前職、参政党の新人の計3人が立候補しました。

■熊本1区
出口慎太郎(42)立憲・新
木原稔(55)自民・前
重松貴美(35)参政・新
(届け出順、敬称略)

 立憲民主党の新人、出口慎太郎候補は3度目の国政への挑戦。
推薦を受ける連合熊本など支援者の集まる熊本市中央区の熊本市役所前で演説をスタートしました。

出口慎太郎候補(立憲・新)
「最大の景気刺激策は子どもを育てることだと考えています。地元に仕事があり、つつましくても豊かな暮らしができる政治を私は目指しています」
 3人の子を持つ父親として子育て世代を意識し、票の獲得を目指して支持を呼びかけ、国民の負担が増えない政治の実現を訴えました。

「このままでは裏金政治、金権政治、そして派閥政治が復活しかねません」

 自民党の前職、木原稔候補は熊本市東区の健軍神社で出陣式に臨み、選挙の争点である「政治とカネ」の問題に触れて、党の信頼回復に取り組むと強調しました。

木原稔候補(自民・前)
「再発防止策に努め、もう一度、自由民主党が国民政党として多くの皆様方から信頼を頂く政党に立て直す。私はその先頭に必ず立ってまいります」
 防衛大臣を務め、災害派遣の指揮をした実績をアピール、世界に誇る社会保障制度や前政権の経済政策の継続が必要だと訴えました。

「経済成長と分配の好循環がようやく今になってでき始めてきた。この流れを止めてはいけないと思います」

 参政党の新人、重松貴美候補は、熊本市中央区の護国神社で第一声をあげました。
経済の低迷、社会保障費や物価の高騰などで国民は疲弊しているとし、母親目線で支持を訴えました。

重松貴美候補(参政・新)
「国民の方を向いていないような政治が行われてしまっている、ということに私は3歳と6歳の子を育てる普通のお母さんとして、大変危機感を持っております」
 他の政党の在り方を批判し、食と健康、教育改革、地下水などの熊本の自然環境保全を訴えています。

「未来の日本のために、こうして戦っている大人の背中をしっかりと子どもたち孫たちに見せましょう」

 なお、熊本1区は、熊本市中央区と東区、北区で、14日時点の有権者数は42万756人です。

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