KAB

熊本4区は元職、前職、新人の三つ巴の戦いに

 15日に衆院選が公示され、熊本4区には、元職、前職、新人の3人が立候補しました。

■熊本4区
矢上雅義(64)維新・元
金子恭之(63)自民・前
笹本由紀子(59)立憲・新
(届け出順・敬称略)

 日本維新の会の元職、矢上雅義候補は、出陣式を開いた宇土市の神社で第一声。
党に所属する松野明美参議院議員らの応援を受け、政治改革の実現を訴えました。

矢上雅義候補(維新・元)
「工場で勤める若い人たちを育てる、みんなで高齢者を見守る、そういう地域社会を作るために日本維新の会のみなさまと頑張ってまいります」
 選挙戦では、幅広い世代に対する社会保障の充実に加えて、食料自給率の向上を主張していく考えです。

「農家も作りすぎてコメが暴落するといかんから、必要な分しか作らない。それと、若い農業者がいない。後継者がいない。これが大きな問題です」

 9選を目指す自民党の前職、金子恭之候補は、八代市の公園で第一声。
党所属の地方議員や地元の市長らを前に、総務大臣時代の実績を強調したうえで、政治とカネをめぐる問題からの信頼回復を訴えました。

金子恭之候補(自民・前)
「二度とこのことが繰り返されないように政治改革を先頭に立って実行し、信頼回復に努めさせていただきたいと思います」
 TSMC進出の効果を県南へ波及させることやインフラ整備、地方創生の推進を訴えました。

「これから地方創生、地方の時代を迎えるにあたって、しっかりと地方目線で頑張っていかなければいけない」

 立憲民主党の新人、笹本由紀子候補は、八代市の事務所前で第一声。
応援に駆け付けた連合熊本の友田孝行会長や支援者らを前に、自公政権が進めてきた政治の転換を呼びかけました。

笹本由紀子候補(立憲・新)
「国や県とのパイプを重視する、そのことを声高に言う政治でありました。市民の声が届かないパイプなら、詰まっているか腐っている。だからそのパイプを取り換える」
 水俣病問題の解決や、住民の目線を大切にした熊本豪雨からの復興実現を訴えました。

「今の政治を変える最大のチャンスだと思っていただいて、動いていただけることを願いながら、12日間活動してまいります」

 なお、熊本4区は、八代市や宇城市、人吉市、水俣市、天草市などで、14日時点の有権者は、38万5576人です。

特集ページTOPに戻る