10月27日投開票の衆院選について、朝日新聞が10月19日からの2日間、選挙区内の有権者、各区1200人を目標にインターネット調査を実施しました。このインターネット調査と取材で得た情報を合わせた衆院選中盤の情勢です。有効回答数は4460。なお、現時点では4割程度が投票態度を明らかにしておらず、情勢が変わる可能性もあります。
自民党の木原さんが優位に立ち、立憲民主党の出口さんと、参政党の重松さんは厳しい戦いとなっています。
木原さんは、自民支持層の9割以上を固め、推薦を受けていない公明支持層にも支持を広げています。
出口さんは立憲支持層の多くを固めたものの、無党派層の支持は3割強にとどまっています。
重松さんは参政支持層のほとんどをまとめたものの、伸び悩んでいます。
自民党の西野さんが安定した戦いぶりで、共産党の奥田さん、参政党の近田さんは引き離されています。
西野さんは、自民、公明各支持層の大部分をまとめ、無党派層の8割弱にも浸透しています。
奥田さんは、共産支持層のほとんどをまとめたものの、各年代で支持の広がりがみられず厳しい戦いに。
近田さんは立憲支持層の3割強の支持を得ているものの、無党派層の支持は1割ほどと広がりが見られません。
自民党の坂本さんが優勢で、社民党の橋村さん、参政党の植田さんは苦戦を強いられています。
坂本さんは自民、公明各支持層のほとんどをまとめています。幅広い年代に浸透しているものの、比較的70歳以上の支持が伸び悩んでいます。
橋村さんは社民支持層のほとんど、無党派層の3割弱にも支持を広げていますが、若い年代の支持を中心に伸び悩んでいます。
植田さんは、参政支持層の多くをまとめたものの、各年代で支持の広がりがみられません。
自民党の金子さんが有利な情勢で、立憲民主党の笹本さん、日本維新の会の矢上さんは、伸び悩んでいます。
金子さんは自民支持層の9割以上をおさえ、30代で8割弱など、幅広い年代でリードしています。
笹本さんは立憲支持層の7割弱に浸透していますが、女性の支持が伸び悩んでいます。
矢上さんは無党派層の支持が2割ほどと伸び悩み、維新支持層にも浸透しきれていません。