熊本地震からの復旧が進む熊本城の宇土櫓は、毎月、特別公開日が設定されています。2月の特別公開は9日。訪れた人たちが、今だけの貴重な姿を目に焼き付けました。
3重5階地下1階の構造で「第三の天守」と呼ばれている宇土櫓。復旧のための解体が進んでいます。
素屋根に囲われた中で、4階5階の解体が終わり、1階から3階も軸組だけの状態になっていました。
訪れた人たちは、櫓に近づき、写真を撮ったり担当者に話を聞いたりして、興味深そうに見学していました。
訪れた人
「木が、全然歪んでいないんだなぁと思った」
「毎日見れるわけじゃない、きょう一日だけみたいなので、ラッキーでした」
3月には、2階と3階も解体され、ゴールデンウィークには地階の解体に取りかかる予定です。
解体は、来年1月完了予定で、その後、再建し、2032年度の復旧完了を目指しています。
■宇土櫓の特別公開
毎月第2日曜日(予定)