「A列車で行く湯島の魅力発見・活性化提案ツアー」というイベントに参加した。湯島はご存じの通り天草と島原の中間にあり、過疎地の離島でもある。人口は約400人で、住民に聞いたら、高齢者が半分以上で、このままではあと10年ぐらいで100人ぐらいになるとか。そこで上天草市や商工会から委託を受けた「トトハウス」と「創造くまもと」が、活性化をみんなで考えようと共同で企画した。ボクも以前から湯島を訪れてみたいと思っていただけに、直ちに飛びついた。

決して物見遊山の旅ではない。参加者は大学の先生、建設会社、イベント会社、コンサルタント会社の社長、料理研究家、学生など真面目な人達ばかり約70人ぐらい。まあ、あまり役に立ちそうもないのはボクぐらいだろう。まずはJR熊本駅で貸し切りの観光特急A列車に乗り込む。黒と金色の外装でなかなかスマートだ。車内はさらに豪華で、高級感が溢れている。真ん中にバーカウンターもある。勿体ないので活用する。ハイボールを頼んだが、ボクだけ飲むと批判されそうなので、周囲の人にも振る舞った。のんびりグラスを傾けていると、三角駅についた。あっという間のようだ。

三角港でやはり貸し切りの渡し船に乗りこむ。40分ぐらいで湯島に着く。思ったより近距離だ。直ちに昼食。4班に分かれ、3つの班は住民手作りタコカレー。ボクを含めた1班は湯島の特産品を中心にした和食。天然真鯛の刺身、真タコの煮付け、メカブの酢の物など食べ切れないほど出てきた。さすがに地のモノは美味い。タコカレーも相当、美味しかったらしく、3軒ハシゴして6杯平らげた学生もいたとか。

さて島内散策。いたるところに亜熱帯植物のアコウの巨木が生い茂り、独特の雰囲気を醸し出している。港に近いところのアコウはハートの形に刈り込まれている。熊本の大学生が人目を引くようにと手を入れたとか。急斜面に人家が密集し、細い軒先の空き地が道路になっている。島の一番高いところにある展望台に行きたかったが、時間不足で断念。湯島は別名談合島とも言われる。島原の乱の時、天草や島原の住民がここに集まり談合したのが名前の起こりとか。そう言われると何処となく歴史の重みも感じられる。島原の乱では島民はみんな殺され、その後しばらくは無人島になっていたそうだ。

湯島はネコの島としても知られる。一時は住民よりノラネコの方が多かった。ネコ明神があって、大きめの石造のネコの像が祀られていた。ところが昨年、流行り病のようなもので、ネコたちは次々に居なくなった。この日も3匹見かけただけだった。もうひとつ、島内には軽トラックが3台あるだけ。だから信号もない

島内散策の後、公民館で住民との懇談会が開かれ、さまざまな活性化案が飛び出していた。熊本からの日帰り圏内であり、タイ、タコ、エビ、ウニなどの海産物に恵まれ湯島大根などの売り物も多い。住民と島外の人達が知恵を出し合っていけば、過疎から脱却できるかもしれない。熱心に話し合う住民を見ていると、そんな感じもしてくる。機会を見てまたボクも訪れてみよう。何と言っても食べ物が美味いし、釣りを楽しむのもいい。だれか一緒に行く人はいないだろうか。やはりいないだろうなあ。

S姉さんのひとこと

生まれも育ちも熊本ですが、湯島にはまだ行ったことがありません。
なんとなくアクセスが悪そうというか、特に用がないというか…。(すみません)
今日(9/25)の「くまパワ」で放送していましたが、海がきれいでしたね!タコカレーもおいしそうでした^^
仕方ない。誰も一緒に行く人がいなくて寂しそうですから、私がお伴しましょう!!
A列車にも乗ってみたかったし、ちょうどいい(笑)顧問が釣りをされている間、私はおいしい海の幸地のモノをいただいて、ネコと戯れる…。なんて素敵な休日!
あ、こんなことをいうと、「老人やネコと遊んでないで、カレを探しなさい!」とコケボウ姉さんの声が聞こえてきそう…^^;