夏たけなわ。ということで先日「浴衣会」という会合に呼ばれた。パーティーというか飲み会というか、とにかく浴衣を着て、ワインとフランス料理を楽しもうという怪訝な会だ。ヤボの骨頂たるボクが浴衣なんて洒落たものを持っているわけもない。「先約があって」「浴衣もないし」とかなんとか適当な口実を作ってお断りした。ところが敵もさるもの。「先約が終わってからで結構です」「ラフな普段着でいいですよ」と譲らない。結局、参加することにした。

場所は水前寺近くの、結婚式がメーンの建物。恐る恐る受付に行くと、浴衣姿の夫婦とおぼしき二人連れやセレブらしい女性軍団などがぞろぞろ。見知った人はほとんどいない。「急用ができて」と言って帰ろうとしたら、ラフな服装をした知人を見つけ、ホッとして参加することにした。会場の前の方には世界各国のワインやシャンパンが並んでいる。乾杯も終わり、若干飲んだところで、ワインなどの紹介があった。自慢ではないが、ボクにわかるのはワインの赤と白とピンク(ロゼ)だけ。もちろん風味分かる訳もない。仕方がないのでひたすら飲んでいた。

そのうちアトラクションが始まった。サッカーのワールドカップの開かれたブラジルにちなんでサンバの歌と踊りという。どう考えても場違いだ。ボクはソッポを向いて知らない顔をしていた。ところが突然、数人に囲まれてサンバの踊りの中心連れ出された。こうなればボクも男だ。リズムに合わせてチャチャ手足を動かしてしまった。サンバになっていたとは到底思えないが、ミイラ取りがミイラになったのは事実で、心ならずも楽しんでしまった

男女の仲で「いやよ、いやよも、好きのうち」というが、あの日のボクの言動は、どうもそれに似たようなものではないか。うまく口車に乗せられ、相手の掌の上で踊らされたような気がしてきた。まあ、それはそれでいい。しかし、災難はさらに続いた。パーティーもお開きになり、「さあ解放されるぞ」と思った瞬間、4,5人の女性囲まれて「次は2次会です」とタクシーに連れ込まれた。浴衣姿の女性に取り囲まれるのも悪くはない。アチャァ、またミイラになってしまった。

行先は江津湖近くの居酒屋。部屋に入って、またまた驚いた。女性15人男性は4人だけ。ボクはテーブルの片隅身を固くして座った。驚きはさらに続く。女性軍団はそれぞれ飲み残しのワインを1,2本ずつ抱え込んで、持ってきていた。なにがセレブの集団だ。万引き軍団ではないか。しかも居酒屋に持ち込み料は無料にしろと交渉している。

ともあれ無礼講の2次会は始まった。ボクは寝たふりをしようと思ったが、許されるはずもない。ついワインを飲まされてしまった。正直に言うが、この店の料理は美味しかったレバ刺し分厚くプリプリしてえも言われない。そのうち鍋料理が出た。「真夏に鍋か」とビックリしたが、カレー風味の鍋の味は最高。ついおかわりまでしてしまった。なんでもご主人が研究熱心で、味自慢だそうだ。ちなみに集まった女性で結婚しているのは2,3人だとか。身の危険を感じたボクは時間を見計らって「一人」で帰った

S姉さんのひとこと

浴衣でワインですか。シャレてますね!でも、私も顧問と同じく、浴衣持ってません^^;
最後に着たのは、いつだったかなぁ。なかなか着る機会がないんですよね。
アトラクションでサンバを踊られたそうですが、実は、意外なことにダンスはお得意でしたよね?たしか、ダンス歴50年“筋金入りのダンサー”(笑)!!
浴衣でサンバ!お写真ないんですか?ぜひ、見てみたいです!!