相変わらず「お暇でしょう」とか「何をして一日過ごすの」などの質問をよく受ける。特別顧問になっても多忙を極めるということで、昨年末「多忙は自作自演」というコラムを書いた。それ以来、ロータリークラブや経済同友会なども退会し、いろんな団体や会合の役員もほとんど整理してしまった。個人の都合でいくつかの役員は続けているものの、仕方なくやっているだけだ。

KABの仕事はといえば、このコラム以外は完全に手を引いてしまった。会議打ち合わせにも一切、顔を出さない。以前からの付き合いで、ときたま社外の会合飲み会には顔を出すこともあるが、まあ仕事ということではない。「特別に仕事しない。特別出社しない」という特別顧問の「オキテ」を守っているわけだ。とはいってもメールの整理や客人の来訪などもあり、週に何日かはKABに行かざるを得ない。こういう時にはできるだけ室内に閉じこもって、社員の眼に触れないようにしている。もはや「日陰の身」なのだから。

では毎日、暇を持て余しているかというと、そうでもない。例えば、ここ10日間ぐらいの日程を見てみると、先週の木曜日は東京に出かけた。朝日新聞社で開かれた元社員のOB会だ。例の陳謝の件もあり、暗い雰囲気だったが、みんなで後輩を励まして、気勢を上げた。翌日に帰熊。土曜日は福岡での高校同窓会に日帰りで。日曜日は朝早くから芦北町での全国火縄銃サミットに挨拶のため出かけた。KABで特別番組を作るということなので、仕事がらみと言われれば、そうだ。月曜日は某ホテルの会長、社長就任祝賀パーティーだった。

さらに続いて火曜日は老人福祉施設の理事会水曜日はKABの開局記念日の式典に出席した。一日おいて、金曜日はある団体のチャリティーゴルフで、大恥をかいてしまった。その夜は藤崎宮例大祭の打ち上げパーティーだ。最後は鐘、太鼓、ラッパで馬追いを再現。「まわれ、まわれ」「ドウカイ、ドウカイ」と踊りまくって、日頃の鬱憤をはらした。土曜日は、出身大学の熊本同窓会。打ち上げも同窓会も、熊本市内の同じホテルだった。ホテルの人から「昨夜も来られましたね」と声を掛けられ、少し恥ずかしかった。それはいいのだが、出てきた料理が2品まで同じ。さすがに3品目から変わってホッとした。

断っておくが、特別忙しい週を選んだのではない。今週も火曜日、水曜日、金曜日と会合がある。土曜、日曜日はあるグループと美味い物を食べに行く。月曜、火曜日は別のグループと湯布院に秋を求める小旅行が待っている。別にボクは見栄を張っているわけではない。いや、やっぱり見栄ハリか。どっちでもいいや。普通「忙中閑あり」というが、ボクの場合は「閑中忙あり」というところか。先週、今週と共通しているのは仕事の日程がまったくないことだ。仮に仕事を頼まれても、その暇はない。社員のみなさん、ごめんなさい。

で、何もない日は何をするかといえば、炊事、洗濯、掃除、草むしりなど「主夫」としての家事が待っている。一人暮らしのお蔭である。いろいろ考えると、認知症になる暇などなさそうだが、認知症予備軍への足取りは確実に始まっている。人の名前はすぐ出てこないし、手帳を見ないとスケジュールも分からないのだ。S姉さん、遊んではあげられないけど、老後の面倒はよろしくね。「いや」というなら、コラムはただちに中止するぞ。

S姉さんのひとこと

閑中忙あり」。なるほど。いよいよ呆けられたかと思いましたが、確かに「忙中閑あり」ではなくて、「閑中忙あり」ですね。
それにしても、「忙しい、忙しい」とおっしゃいますが、やれゴルフだの、美味いものを食べに行くだの、小旅行だの、私には自慢にしか思えません^^;
老後の面倒を見るなら、私もおいしい思いをさせていただかなくては。
小旅行のお土産は、何かな?秋の味覚かな^^