「やっと」というべきか。「早くも」というべきか。どちらにしても。このコラムが500回目となり、無事、卒業することになった。どういうきっかけで始めたのか、定かではないが、たしかボクの前の社長が「コラムを書くから、お前もやれ」命令されたのが始まりだと思う。元社長は数回で止めたが、なぜかボクは取り残されてしまった。それから約10年近く。社長、会長、相談役、特別顧問と肩書きは低下の一途を辿ったが、表題を「ひとこと」「たわごと」「ボケごと」「うわごと」「コケごと」と変えつつも、ずっと続けてきた。我慢強くお付き合いしていただいた皆さんに改めて御礼申し上げたい

ボクの長い(?)人生で、特に自慢することは何もないが、コラムの締切日を越えて原稿を出したことは一度もない。この間、手術したり、原因不明腹部激痛入院したこともあった。それでも口述筆記ベッドでパソコンにしがみ付きながらでも書き続けた。ちょっと長い出張の時はFAXで送稿したことも。なにせ昔、新聞記者をしていただけに、締切日を守るということは至上命令なのだ。まあ、早く言えば「コケ(虚仮)の一念」というだけのことだ。

「ネタ切れの心配はなかったのか」って。正直いうと、全くなかったわけではない。それを避けるために、なんにでも挑戦した。例えばオペラに法王役で出演したり世継宮の「曲水の宴」で平安貴族に扮したり藤崎宮の例大祭では裃姿で行列の先頭を歩くなど、普通では二の足を踏むようなこともやった。ボクは別に目立ちたがり屋ではない。何事もコラムのためだ。四季折々には山野を歩き回り、野草の花を探して回った。季節の先駆けを皆さんにいち早く届ける努力だ。お蔭で日頃見られないような珍しい野草とも沢山、出会い楽しむことができた。貴重な体験コラムのお蔭だと感謝している。何事にも余禄というものはあるものだ。

一番困ったのは、ロータリークラブの会長を引き受けた時だ。クラブの例会は毎週1回あり、「会長の時間」として15分前後、卓話をしなければならない。ということはコラムと合わせると、毎週2つのネタが必要になる。ある日、手抜きをしてコラムに書いたネタを卓話に使った。例会が終わった時、某会員が近付いてきて「コラムで読んだ話だ」と言われた。それ以来、手抜きはやめた。世間の見る目は予想以上に厳しい。

ところでどんな人たちが読んでくれているのだろうか。時々、思いがけない人から「愛読している」と言われることがある。県内だけでなく関東地方にも読んでいる人がいる。多分、世間にはゲテもの趣味の人が多いのかもしれない。

そうだ、コラムの後書きを担当してくれた社員にもお礼を言わないと。初代は「コケの生えた暴力派社員」「コケボウ」。2代目がボクの後任社長の手先だった「ヤッコダコ」。そして今が「S姉さん」。古川柳に「売り家と唐様で書く三代目」というのがある。3代目ともなると身を持ち崩し、倒産することが多いという意味だが、このコラムの担当者も3代目となり、立派に倒産でなく閉店するわけだ。時期的にも年末を控え、ちょうどいい時期だ。さあ、これからボクは自由を謳歌することにしよう。長い間、ありがとうございました。

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コケボウのひとこと

まずはお疲れ様でした
何年前ですか?
広報にいた当時、なんとかお金をかけずにKABをPRする方法はないものか?と頭をクルクルと動かし社内をキョロキョロと見回してみたら…いた!いた!
適度に時間がありそうで、たしか前職は新聞記者だったという噂の社長が。
書くのは得意なハズ!
得意な分野で働いてもらい、なおかつそれが広く人の目に触れ、評判になれば、社員も多少は尊敬のまなざしを向け、それに気を良くしてまた張り切って書いてくれるに違いない!
そして、気をよくしたところで、ついでにCMにも出てくださいと依頼すれば、会社の経営状態は一番詳しいはず、ギャラくれ!なんて1000%言いっこない
どこまでもプラスのスパイラル!
コラムだけではなく、骨の髄まで甘きを吸い取らせていただいたことに、今さらながら感謝の言葉を申し上げたい。
ありがとうございました
少々お休みいただいて、またスネを太らせてかじる私たちに備えてください

ヤッちゃんのタメ口

やあ、みんな久しぶりだな!オレ様の事を忘れていないよな?
顧問の策略で広報から異動させられた前担当のヤッちゃんだ!!あまりにも久しぶりなんでこのフレーズすら忘れていたぜ(笑)

さて、顧問のコラムがようやく…いやいや、ついに最終回となるのか。持て余している暇つぶしボケ防止のために会社が与えていた仕事(のようなもの)だったが、よく頑張ったと褒めてやろう。内容は日頃遊び回っている事を書いた“日記”のようなものだったが、休まずによく500回も続いたなあ~。褒めてやるぞ!まあコケボウのしつけ(鞭打ちの刑)が良かったからなんだろうが…

オレ様は3年間も付き合ってやったが、とっとと原稿をオレ様に渡すと「まだHPにアップされないのか?」と急かされた日々が懐かしいぜ。(朝貢形式を取っていたので原稿は顧問がオレ様の所に持ってくるのが決まりだった)
まあ、ア・ロット・オブな知識を持ち、太平洋のように心の広いオレ様だからどんなネタがきてもたちどころに返り討ちにしてやったがな!!今だから言えるが、そこでオレ様にコテンコテンにされるのを気の毒に思い(オレ様の辞書に手加減と言う言葉は存在しないからな!)当時の社長様がオレ様を異動させたと言うが社内に飛び交ったぐらいだ。

しかし、ブログが終わって大丈夫だろうか?これまではブログ掲載の水曜日に向けていろいろ活動していたお年寄りなのに目標(目的)がなくなると…間違いなくこれまで以上に遊び回るな。おい、コケボウ。社会に迷惑をかけないようにきちんと見張っておけよ。オレ様はそれどころじゃないからな!!

あと、最後に一言。顧問、500回御苦労だった。またオレ様に絡んで欲しかったらいつでも相手するからな!!

S姉さんのひとこと

特別顧問のコラムも、とうとう最終回となりました。
約10年の間、どんな状況でも一度も締切を違わずに原稿をいただきました。そのプロ意識には本当に驚かされました。長い間、お疲れ様でした。ありがとうございました。
また、読者のみなさまには、コラムばかりか、担当者の後書きにまで長い間お付き合いいただきまして、本当にありがとうございました
これまでいろいろと名前を変えつつも続いてきたコラムはこれで終了となりますが、KABでは、これからも魅力ある発信をしていきたいと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします