
熊本市電の再生へ外部人材を登用 長崎や宇都宮で路面電車の管理を経験
2025年11月4日
激甚化する大雨被害。熊本市の検証委員会で、ハード面の排水能力が追いついていない現状が明らかになりました。
検討委員会
「地域の全体的な排水能力は足りない。将来的には、抜本的な対策を考えないといけない」
熊本市の委員会は、8月に起きた記録的大雨により、熊本市西区と中央区の2つの排水施設のポンプ場が停止したことについて検証しています。
これまで、ポンプ場が停止した原因として、浸水や漂流物が流れ込んだことにより、安全装置が作動したことが明らかになっています。
4日の委員会では、新たに、市道に設置された防災カメラが捉えた写真から、ポンプ場が停止する前に、周辺地域で冠水が始まっていたことが確認されました。
委員会は、ポンプ場の排水能力が雨量に追いついていなかったと考えられ、ハード、ソフト面ともに抜本的な対策が必要であると指摘しました。
また、熊本市の対応についても、非常時に職員の安全を確保しながら適正に対応できるようにマニュアルの改正が必要だとしています。
委員会では、引き続き、再発防止策などについて議論を進め、11月中旬までに中間とりまとめの答申をする予定です。