
熊本市動植物園のリニューアル工事のため、5日からキリンやゾウが観覧できなくなっています。
(田中杜旺アナウンサー)
「長年愛されたモノレールの解体工事に着手するため、立入禁止となっています。ここから先にいるゾウやキリンなどが、きょうから観覧できなくなっています」

熊本市動植物園では、シマウマやライオンなどを混合展示する「サバンナエリア」を整備するため、獣舎の解体工事などが進められていて、5日からキリンやゾウ、ヤマアラシなどが観覧できません。
その動物たちはどう過ごしているのか。特別に立ち入り禁止エリアに入らせてもらうと…

「アフリカゾウが見えてきました。普段は人気のエリアなので、お客さんがいっぱいいますが、こんなにも人がいないゾウのエリアは初めて見ました」
キリンの親子3頭の様子は。
飼育員「いつも通りです草をはんでおります。こっちで解体工事が始まっていますけど、見慣れないものが出てくるので、動物の様子は常に飼育員は気にしてますね」
動物たちの飼育環境はこれまで通りですが、2027年3月までは一般開放されず、まだ生後3ヵ月の心夏(ここなつ)の身長も、それまでに1メートルほど伸びそうだということです。
人がいないことに油断しているのか、普段はあまり外に出ないヤマアラシも、うとうとした表情を見せていました。
さらに寂しい知らせも。
田中アナウンサー
「動植物園の人気者ホッキョクグマのマルルが北海道に引っ越すことになりました」
メスのホッキョクグマ「マルル」。2014年に札幌市円山動物園からやってきましたが、国内での飼育計画に協力するため、マルルの誕生日である12月8日に釧路市動物園に引っ越すことになりました。
来園者
「ずっとここに来たときから見ているので、すごく寂しいですね」
「呼んだらいつも寄ってきてくれる子でした」
動植物園では「マルル、いままでありがとうイベント」を開催するということです。













