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2025年11月6日 19:19
信号のない横断歩道で通学中の小学生が車にはねられ右足を骨折する重傷

 大きくへこんだ車のボンネット。

 6日朝、荒尾市で通学中の女子小学生がはねられる事故がありました。

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宮本真緒記者
「現場となった横断歩道には信号がなく、道は下り坂になっていて、女の子の靴は衝撃でここまで飛ばされたということです」

 事故があったのは荒尾市増永の市道です。
 警察によると、6日午前7時すぎ、市道を南に進行していた乗用車が、小学校に通学中横断歩道を渡っていた近くに住む小学3年生の女子児童をはねました。

近隣住民
「音はドンっというたけん、ああ事故ばいねって見にきたら、車が止まっていて(小学生の)靴がこの辺か何かに、片一方とんどったけんが」

 はねられた女子児童は頭などを強く打ち、右足を骨折する大けがをしました。意識はあり命に別状はないということです。

 警察は車を運転していた荒尾市住吉町に住む男(58)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。

 「歩行者に直前に気付いた」などと容疑を認めています。

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 毎年JAFが発表している、片側1車線の道路で信号機のない横断歩道で歩行者がいた場合に、車が一時停止をするかどうか調べたグラフです。

 年々に改善傾向にあり、熊本県内は、全国平均を上回る77.4パーセントと、全国で4番目に高い結果となっていますが、道路横断中の事故は後を絶ちません。

 警察は「2割以上の車が一時停止をしていないデータもあり、横断歩道が完全に安全だとは言えない現状がある。ドライバーには信号機のない横断歩道の近くでは速度を落とすなど、安全に止まることができるような運転を心掛けてほしい」と話しています。

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