東京・赤坂のライブハウスの前で女性が刺された事件。22日、自衛官の男が逮捕されました。男は「私はやっていません」と容疑を否認しています。
■自衛官の男を逮捕 赤坂刺傷事件
22日未明、赤坂警察署に入った1台の車。
終始うつむき、時折、顔を隠す素振りを見せる男。朝霞駐屯地所属の自衛官・大津陽一郎容疑者(43)です。
今月16日、港区赤坂のライブハウスの前で、刃物のようなもので40代の女性の脇腹などを刺し、殺害しようとした疑いが持たれています。女性は重傷を負いました。
警視庁の取り調べに対し、大津容疑者は「私はやっていません」と容疑を否認しています。
近隣住民によりますと、週末はよく自宅の前で大津容疑者の子どもたちが家族と遊んでいて、明るい印象の家庭だったと言います。
近くに住む人 「庭にものすごい大きいプールを置いて、家族、皆で和気あいあいと遊んでる姿は何回も見てます。家族もいて、お子さんもいるような明るい家庭の人だから」
さらに大津容疑者の人柄については。
近くに住む人 「寡黙なんじゃないですかね、聞かれたことしかしゃべらないような。(ニュースの)映像を見たんですけど、人が違うように見えるんですよね」 「(Q.普段は?)人当たりが良さそう」 「(Q.優しい雰囲気に見えた?)そんな感じに見えました」
22日、新たに分かったこともあります。一つ目は逃走ルートです。
事件後、大津容疑者は自転車で現場から青山方面へ逃走。事件から20分後には新宿方面へと移動します。
さらに北西へ向かい、練馬区を通過。およそ1時間半後に現場から、およそ20キロ離れた朝霞駐屯地に入っていったということです。
さらに事件発生の翌日には…。
陸上自衛隊によりますと、大津容疑者は事件当日は休みで、翌日からは通常通り勤務していたということです。
勤務態度についても「問題は確認されていない」と説明しています。
■調べに「トラブルは一切ありません」
女性と知人関係にあるという大津容疑者。逮捕前の任意の調べに対し、こう話しています。
大津容疑者 「被害者とは約9年前にSNSで知り合い、交際していた。自分に家族がいたことは伏せていた。今年6月ごろ、被害者から別れを切り出されたが円満に別れた。トラブルは一切ありません」









