給湯器の業者を名乗って都内の高齢女性からキャッシュカードをだまし取り、ATMで250万円以上を引き出したとして28歳の男が逮捕されました。

　職業不詳の新井悠斗容疑者は6月から8月までの間、都内に住む90代の女性からキャッシュカード2枚をだまし取り、ATMから255万円ほどを引き出して盗んだ疑いが持たれています。

　警視庁によりますと、新井容疑者は給湯器業者を名乗って「給湯器の未払いをもらいにきた」と嘘を言い、女性の自宅を複数回、訪れていました。

　だまし取ったキャッシュカードを使い、19回にわたってATMで金を下ろしていたということです。

　取り調べに対して「引き出したことは違法と分かっていたが、工事代金として金をもらった」などと容疑を一部否認しています。

　警視庁は新井容疑者が女性の自宅を複数人で訪れていたことなどから他にも関わった人物がいるとみて調べています。