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2026年1月23日 17:46
“最強最長寒波”再びピークへ 雪国が混乱…470台立ち往生も

 記録的な大雪で一時、車470台が立ち往生するなど被害が相次いでいます。さらに最強最長の寒波のピークはこれからです。

 危険な雪が続く“今季最強最長”寒波。その終わりは見えません。

 青森市では4メートル超え。積雪日本一の世界にカメラが入りました。

■470台立ち往生も

 ずらりと並んだ車両。福井県敦賀市ではトラックがスタックし、立ち往生が発生しました。

巻き込まれた運転手 「(Q.どのくらい待った?)(きのうの)夜中の10時から。突っ込んできて急に止まる(立ち往生する)感じ」

 「顕著な大雪に関する気象情報」が発表された福井県。敦賀市では6時間で30センチを超える記録的な大雪に。出勤するだけで一仕事です。

 日中も雪は収まることなく、北陸道では470台が立ち往生。一部区間で通行止めとなりました。

 北陸に掛かっていた活発な雪雲「JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)」は、徐々に北にも掛かり始めます。

■雪国の知恵

 新潟県魚沼市では22日、歩行者用信号まで迫っていた雪。一日でさらに雪は増え、全国2位の積雪に。

 過酷な雪下ろし。そこには雪国の知恵が詰まっていました。

雪下ろし業者 川上正利さん 「雪に埋まらないようにする道具。『かんじき』ですね」

 新潟県小千谷市の除雪業者に同行しました。

雪下ろし業者 川上正利さん 「(Q.薄手に見えるが?)雪下ろしは力仕事なので、すぐに汗かく」

 この日、依頼があったのは小千谷市内に住む70代の夫婦。除雪を依頼する切実な理由がありました。

雪下ろしを依頼した人 「腰を手術してから妻が『上に上がるな』と」 「(Q.原因は雪下ろし?)もちろん。こうやっているので一番(腰に)悪いかたち」

 雪下ろしで腰を悪くしたため、除雪を依頼しました。

雪下ろし業者 川上正利さん 「きょうの雪は今季一番」

■きょうからゆっくり寝られる

 除雪中、何かを発見します。

雪下ろし業者 川上正利さん 「これが『とよ』。合板にろうを塗っている。ワックスを塗る」

 3人掛かりで50分ほどの作業。こんもり積もっていた雪は、あっという間に除雪されました。少し雪を残すのも雪国の知恵。

雪下ろし業者 川上正利さん 「下まで削るとダンプ(除雪道具)で屋根を傷付ける。(屋根に)塗装がしてあると『かんじき』も滑る。あえて10センチくらい残さないと滑って転んでしまう。雪国の常識」

雪下ろしを依頼した人 「助かります、感謝ですよ。きょうからゆっくり寝られるかなと」

 人々は知恵と助け合いで“最強寒波”を乗り越えます。

雪下ろし業者 川上正利さん 「終わった後、きれいになっているので自分たちもやったかいがある。終われば家主さんがねぎらいの声を掛けてくれる。土日に寒波が来る。下ろしておいて、寒波が来ても大丈夫なように」

■“積雪4メートル超”の町は

 積雪日本一の町は大変なことになっていました。

 路肩にそびえ立つ雪の壁。地面にもびっしりと雪が積もり、どこを走っているのか分からなくなりそうです。

 辿り着いたのが青森市の「酸ケ湯温泉」。雪の深さは431センチで、4メートルを超えているのは日本でここだけです。

宿泊客 「(Q.何日でこうなった?)多分きのう、おととい。半分くらいでやめておこうかな。もう少ししたらマッサージの予約をしている」

 寒波の前、酸ケ湯の積雪は336センチでした。それが1メートル近く増えました。比べてみると、建物の1階部分の高さまで雪が迫っているのが分かります。

 2階に上がらせてもらうと…。

酸ケ湯温泉 横山涼介さん 「この高さ(2階)で6メートルほど。下に雪をとかす水も流れているのでちょっととけてはいるが、1階の高さまで積もっている」

 旅館の外に積った雪。除雪は人が出入りする場所だけで精一杯です。