
阿蘇中岳の火口にヘリ墜落…火山ガスなどの影響で捜索難航
2026年1月21日
熊本県の阿蘇中岳の火口にヘリコプターが墜落した事故で、乗客ら3人の救助には、火口内部の過酷な環境が立ち塞がります。
火口内部の環境について、ドローンを使って調査・撮影などを実施した経験のある野口克也さんは、厳しい自然環境から、救助が難航しているのではないかと指摘します。
「基本的には、火山の立ち入れない状態、外側からドローンで調査するというところでやっております」

「立ち入れない原因、要因は、火山的な爆発や噴気が起こるようなこと、物理的に危険だということがひとつ。火山性ガスによる、窒息とか、中毒死みたいなことも考えられるので」
調査・撮影をした2021年当時の火口内部について、地形も含めて「四重苦」とも言える状況だったといいます。
「ガスと温度と、噴火の危険性、この三重苦みたいな、地形的に崩れやすい斜面みたいなところで、四重苦になってると思います」
「そんな中で、二次災害を防ぎながら活動するのは、かなり厳しいだろうなというのは、率直なとこですね」

普段から火山の観測をしている気象台も、阿蘇中岳第一火口の内部に立ち入った経験はないとしています。
気象台によると、現場周辺の気象状況は寒気の影響で、低い雲がかかりやすくなっていて、この先も、しばらく強い寒気が流れ込むため、視界が悪い状況は続くとみられています。