ホーム
2026年1月21日 18:53
“四重苦”の過酷環境で捜索難航か 気象台も経験がない火口内部とは

 熊本県の阿蘇中岳の火口にヘリコプターが墜落した事故で、乗客ら3人の救助には、火口内部の過酷な環境が立ち塞がります。

 火口内部の環境について、ドローンを使って調査・撮影などを実施した経験のある野口克也さんは、厳しい自然環境から、救助が難航しているのではないかと指摘します。

「基本的には、火山の立ち入れない状態、外側からドローンで調査するというところでやっております」

camera icon

「立ち入れない原因、要因は、火山的な爆発や噴気が起こるようなこと、物理的に危険だということがひとつ。火山性ガスによる、窒息とか、中毒死みたいなことも考えられるので」

 調査・撮影をした2021年当時の火口内部について、地形も含めて「四重苦」とも言える状況だったといいます。

「ガスと温度と、噴火の危険性、この三重苦みたいな、地形的に崩れやすい斜面みたいなところで、四重苦になってると思います」

「そんな中で、二次災害を防ぎながら活動するのは、かなり厳しいだろうなというのは、率直なとこですね」

camera icon

 普段から火山の観測をしている気象台も、阿蘇中岳第一火口の内部に立ち入った経験はないとしています。

 気象台によると、現場周辺の気象状況は寒気の影響で、低い雲がかかりやすくなっていて、この先も、しばらく強い寒気が流れ込むため、視界が悪い状況は続くとみられています。

この記事の写真を見る