早くもクマの出没が相次ぐなか、猟銃を奪われたハンターに27日午後、判決が下されました。
積もった雪の上をすこし動きにくそうに歩くクマ。すでに観光地では目撃が相次ぎます。
撮影したガイド 「大体1.5メートルぐらいだと思う」
映像は22日、北海道斜里町でネイチャーガイドを務める男性が撮影しました。男性はカヤックの上からクマを目撃。当時2人の観光客も乗っていたといいます。
撮影したガイド 「(斜面を)下りてくるのが見えたが、そのまま向きを変えて山を登っていく形でまた動き始めた。本当に気を抜けない時期」
住宅地にもクマの影が。山形県酒田市では25日、住宅敷地内にある倉庫にクマが侵入。県内で今年初の緊急銃猟が行われました。その“銃”を巡っては。
北海道猟友会砂川支部の池上治男さん(77)。2018年、砂川市の住宅近くにクマが現れました。池上さんはその際に警察の立ち合いのもと発砲。
北海道猟友会 砂川支部 池上治男さん 「一発で倒れた。銃声は一発。警察官も『よかった』と。それで別れた」
しかし、その後、建物側に発砲したとして北海道公安委員会は池上さんの銃を持つ許可を取り消しました。この処分取り消しを求めた池上さんは提訴。1審は池上さんの訴えが認められるも2審は一転して「跳弾の危険があった」とされ敗訴。
北海道猟友会 砂川支部 池上治男さん 「変な高裁の判決は誰もが不幸になることだから、そういうことがないような最終的な司法の場で結論を出してもらいたい」
そして27日、最高裁までもつれた裁判は決着の時を迎えます。
池上さんは銃を奪われた7年余りの間も“丸腰ハンター“として地域を守ってきました。
北海道猟友会 砂川支部 池上治男さん 「7年もかかったが、司法の最終段階まで来るということで皆さんが納得する回答を最高裁が出してくれれば」 「(Q.皆が納得とは?)銃を返してほしい。皆が納得するというのはそういうこと」
27日午後、判決が下されました。
代理人 「被上告人の控訴を棄却するという判決」
最高裁は2審判決を取り消し。池上さんの逆転勝訴の判決を言い渡しました。
これにより7年ぶりに猟銃を取り戻した池上さんは。
北海道猟友会 砂川支部 池上治男さん 「私、ヒグマを撃つ時に私1人。ハンターは自分で自分の身を守らないといけない。非常に良い判決をもらったなと思う」
一方、北海道公安委員会は「今回の最高裁判決を重く受け止めております。速やかに猟銃の返還に向けた手続きを進めてまいります」とコメントしています。









