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2026年3月25日 18:53
車も市電も歩行者も…「青青信号」熊本市の“危険な交差点” 改善を検討

 熊本市に「青青信号」と呼ばれる状態が指摘されている交差点があります。 

 熊本市中央区の西辛島町交差点。市電の進行を示す矢印の軌道信号が出ているにもかかわらず、交差する自動車と歩行者の信号も青に…。鉄道・道路系ユーチューバーが取り上げるなど“危険な交差点”という声があがっています。

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 交通工学などが専門の日本大学生産工学部の綱島均特任教授は、衝突事故の恐れがあり、大きな問題だと指摘します。

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「こういう信号の制御は、ちょっと見たことがないですね。これまでは、運転士が交差点に進入する前に確認しながら、衝突しないように一旦、交差点の手前で停止して、安全を考えて交差点に進入しないようにしてきたと。これで安全性を確保してきてると思われます」 

 衝突事故につながる可能性があると指摘される交差点について、熊本市交通局は認識しているのでしょうか。

運行管理課長
「同じようなシステムが50年以上運用されていまして、安全面で問題がなかったという認識で、ここまでは改修の必要性というのは考えてなかったんですけれども、10年ぐらい前から交通量が増えてきたことで、そういった現象(青青信号)が起きていると。運転部門(運転士)でカバーして事故とかにはならないようには努めていたというのが現状」

 綱島特任教授が指摘するように、運転士の現場の判断に任せて、危険を回避してきたといいます。

運行管理課長
「1年半ほど前に西辛島町交差点で別のインシデントがあったので、やはり信号を見直した方がいいのではないかと、県警に協議をさせていただきまして、『青青信号』の問題になっているところについて改善を図っていきたい」

 現在、県警と協議を進め、信号の改善など対策を検討しているということです。

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 「最終的に運転手さんの判断に委ねるということは、そもそも信号を現示している意味がなくなります。人によっては判断を間違えると、事故が発生する可能性があるので、システムで安全性を担保してあげないといけない」と綱島特任教授。さらに、都市の計画を踏まえた、交通システムの再設計が必要と話しています。

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