
車中泊避難の実証実験 熊本市がマニュアルを今年度中に策定へ
2025年11月25日
熊本地震からまもなく10年。熊本市は災害関連死などのリスクを防ぐため、車中泊避難者に向けたガイドラインを公表しました。
大西市長
「車中泊避難になったとしても、皆さん方に安全に避難生活を送っていただくことができる」
熊本市が2日に公表したのは「車中泊避難者支援ガイドライン」です。多くの人が車中泊を経験した熊本地震では、エコノミークラス症候群をきっかけに亡くなるケースもありました。
ガイドラインの策定にも携わったBosaiTechの大塚社長は、車中泊をする際には足を置く位置に気を付けてほしいと話します。

「洗濯かごを入れて足が上がるように、なるべく座った状態じゃなく、足をのばして寝られる環境を作っています」
熊本市の調査では、市民のおよそ40%が車中泊を経験していますが、座ったままの状態が長時間続くと、血栓が生じるおそれがあります。
ガイドラインではこうした車中泊のリスクをあげ、座った状態で寝ないことや水分補給、体を動かすことなど予防方法のほか事前に準備しておくことなどが掲載されています。
また、避難場所に熊本市中央区の「熊本競輪場」と南区の「アクアドームくまもと」の2カ所を設定、震度6弱の地震が起きると自動的に開放されます。

それぞれの収容想定台数は150台で、二次元コードを活用し、年齢や住所、既往歴などからエコノミークラス症候群のリスクを選別、保健師が巡回して健康観察などをします。