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2026年5月26日 11:23
何が変わる?新しい防災気象情報 レベル4までに全員避難!

 5月28日から新たな防災気象情報の運用が始まります。

 これまでの防災気象情報は、市町村が発令する避難情報と、気象台などが発表する警報・注意情報が、それぞれ別に存在していました。

 新しい防災気象情報では、災害の種別を、「河川氾濫」「大雨」「土砂災害」「高潮」の4つに整理。また、それぞれの危険度を示す段階が統一されます。

レベル4「危険警報」までに全員避難!

 新しい防災気象情報では、それぞれの災害種別ごとに、レベル1早期注意情報、レベル2注意報、レベル3警報、レベル4危険警報、レベル5特別警報が設けられました。レベルと色を紐づけて、危険度を示します。

レベル1(白)早期注意情報:災害への心構えを高める

レベル2(黄)注意報:ハザードマップなどで行動確認

レベル3(赤)警報:危険な場所から高齢者等は避難

レベル4(紫)危険警報:危険な場所から全員避難

レベル5(黒)特別警報:命の危険、直ちに安全確保

 高齢者や障がい者など避難に時間がかかる人はレベル3、また、レベル4は、全員が避難するタイミングです。

河川の情報が変わる 大きな河川は「氾濫警報」

 これまで、市町村ごとに発表されていた洪水警報・洪水注意報は廃止され、代わりに、河川ごとの「氾濫情報」として新たに整備されます。

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 対象は、国の洪水予報河川で、熊本県内では、菊池川水系・白川・緑川水系・球磨川など10河川です。

【発表河川】
 菊池川、合志川、白川、加勢川、御船川、緑川、浜戸川、球磨川、前川、南川

 あらかじめハザードマップを確認し、洪水浸水想定区域に自宅や勤務先がある場合は、その外の高い場所へ避難することが基本です。

中小河川・浸水害の危険度は「大雨警報」

 中小河川の増水や低い土地の浸水など浸水害の危険度を示す情報は「大雨情報」として発表されます。

 市町村ごと(八代市は西部・東部)に発表されますが、市町村内でも地形によって危険度が変わってきます。

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 低い土地の浸水や中小河川の氾濫が確認できる気象庁の「大雨キキクル」を活用するなどして避難行動の目安にしてください。

避難とは『難』を『避』ける行動

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 避難先は指定緊急避難場所(小学校・公民館)だけではありません。ホテルや旅館、安全な場所にある知人・親戚の家でも構いません。

 あらかじめ「自分ならどこへ逃げるか」を考えておくことが大切です。また、大きな河川のすぐ近くでは、川が氾濫すると激しい流れで家ごと流される危険があります。その場合、家の中での垂直避難ではなく、外へ出る立ち退き避難が原則です。

「土砂災害」の危険度は市町村ごとに

 土砂災害の危険度についても、市町村ごと(八代市は西部・東部)に発表されます。

 発表されたら「土砂災害警戒区域」の外に避難してください。区域の外に一歩でも出れば、命の助かる可能性が格段に上がりますが、とどまると、家ごと土砂に流される可能性があります。垂直避難ではなく、立ち退き避難が求められます。

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 また、同じ市町村でも危険度は場所によって異なるため、「土砂キキクル」を活用して、エリアの色が赤や紫に変わってきたら、避難行動を取る目安になります。

 なお、今回の基準変更で、レベル3の土砂災害警報は「レベル4を見据えた情報」に位置づけられました。つまり、レベル3が発表された場合、数時間以内にレベル4へ引き上げられる可能性が高まります。

 ただし、注意も必要です。線状降水帯など雨の降り方が急激に変化した場合、レベル2の注意報からいきなりレベル4の危険警報が出る可能性もあります。

発生2~3時間前に「線状降水帯直前予測」

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 線状降水帯については、今回から時系列に沿った3段階の情報体系が整います。

 まずは半日ほど前に「線状降水帯半日前予測」。大雨への心構えを高め、避難の準備や確認をするタイミングです。薬の準備や避難先の確認など、スイッチを入れる段階となります。

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 新たに設けられる「線状降水帯直前予測」は、発声の2〜3時間前に熊本県では熊本地方、阿蘇地方など4つの地方単位で発表されます。レベル4の危険警報の発表タイミングとも重なります。避難情報に注意し、防災行動を取ることが求められます。

 そして「線状降水帯発生」の情報が発表された場合は、今いる場所で、すみやかに身の安全を確保することが求められます。

 線状降水帯は突然発生することもあるので、躊躇なく命を守る行動を取ることが大切です。

「高潮情報」の新体系とリードタイム

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 台風や発達した低気圧の接近によって、短時間で急激に潮位が上昇する「高潮」。熊本県は西側に海があり、台風が西側を通過する際には「吸い上げ効果」と「吹き寄せ効果」が重なります。沿岸部では高潮被害が起きやすい地形です。1999年の台風18号では、旧不知火町で甚大な高潮被害が発生しました。

 高潮に関する情報は、海岸沿いの市町村ごと、暴風が吹き始める前に発表されます。

 暴風が吹いてしまうと、避難すること自体が危険になります。情報を見聞きした段階で、早め早めに行動することが命を守ることにつながります。

 情報が発表されたら、まず、市町村の避難情報に注意を払い、ハザードマップで高潮浸水想定区域を確認。その区域内にいる場合は内陸や高い場所への立ち退き避難が原則です。

 レベル3が出たら、レベル4が来るかもしれない。高潮の情報が出たら、暴風が来る前に動く。速報が出たら、段階を踏む前に身を守る——。それぞれのタイミングで迷わず行動できるよう、今から備えておきましょう。

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