福岡県筑紫野市にある、エーワンサーキット。
今回のキラリ星は、時速100キロを超えるスピードで鋭いコーナーを駆け抜ける長州町出身の中学1年生、井上瑞基さん12歳。

10月に岐阜県で開催された、全国のトップクラスが集まる、マックスフェスティバルジャパンファイナルで見事全国3位に輝きました。
さらに来月には中東バーレーンで開かれる世界大会の出場資格を得た天才ドライバーなんです。

瑞基さんがカーレースにひかれたのは2歳のとき。
テレビで国内最高峰のレース「SUPER GT」を見たのがきっかけなんです。
休みの日には大分のサーキット場で観戦するほど、レースに夢中になり、小学1年生のときに乗り始めました。

小さいときから努力をおしまない瑞基さん。
少しでも早くなろうと、コーナーの曲がり方など考えて、自分のスタイルを作っていきました。

瑞基さんの自宅からレース場が遠いため、練習は週に1回だけ。
その少ない練習を大事にしているんです。
自宅でも、お父さんが作った重さ5キロのハンドルを握り、日々トレーニングすることで走りも安定することができます。
さらにお父さんは独学で整備について勉強し、湿度や気温に合わせてエンジンやタイヤの空気圧などを調整しているそうです。

家族に支えられながら日々成長を続ける瑞基さんの将来の夢は、SUPER GTとホーミュラでどっちも優勝すること。

家族で掴む夢の舞台へ、駆け抜けろ瑞基さん！