
熊本市電の再生へ外部人材を登用 長崎や宇都宮で路面電車の管理を経験
2025年11月4日
IT技術や観測データを生かして、効率よくカキを育てる「スマート養殖」の取り組みが、熊本県荒尾市で本格的に始まりました。

国内有数の広さで知られる荒尾干潟。ここに設けられた養殖場で、4年前から育てられているのがカキです。荒尾では、ノリ養殖とアサリ漁が盛んですが、新たなブランド化を目指しています。
記者「わずかな海の変化にも影響を受けるほど、とってもデリケートな存在のカキですが、荒尾干潟では、スマホアプリの力を借りようとしています」

荒尾市と荒尾漁協が今年7月から始めたのが「スマート養殖」の取り組みです。
徳島県の水産ベンチャー「リブル」の協力でシステムを導入しました。センサーによって海水の温度や酸素濃度を常に観測。それらのデータと合わせて、カキの生育状況を記録することで、養殖の作業をアプリ上で一元管理します。
作業を進めるタイミングが調整できるほか、データを蓄積することでカキの品質向上にもつなげられるとしています。
職員「誰がいつここに作業に来ても、データを共有できていれば、同じような養殖方法ができるところにつながるので、漁場は広くなっても、今どういう状態でカキがなっているのか、アプリで見れる。これは大変魅力じゃないかなと思います」
年間10万個の出荷を3年以内に実現するのが目標です。