
田中杜旺アナウンサー
「病院などで必要な紙の保険証は1日で有効期限切れ、2日からは原則マイナ保険証を使用することになります」

医療保険制度のデジタル化・効率化のため、2日から、原則病院を受診する際はマイナ保険証か、持っていない人に発行される資格確認書の提示が必要になります。
受診の際はマイナ保険証を専用の機械にセットし、顔認証かパスワードで本人確認を行います。
どのようなメリットがあるかというと…
済生会熊本病院・杉山さん
「電子カルテで健診の情報だったり、過去の薬の情報であったり、診療行為の情報が分かります。そちらの情報を確認しながら診療を進めることができるので患者さんにとってはすごくメリットがある」

ではデメリットは。
「高齢の患者さんが基本的には多いので、操作方法ですね。こちらをついて教える案内係がまだ必要かなというのがあります」
済生会熊本病院では、ほとんどの人がマイナ保険証を持っていましたが、中には資格確認書を利用する人も。
資格確認書を持つ人
「(マイナンバーカードを作るかどうかは)できれば個人のそれぞれの判断に任せてほしいが、表向きそうなんでしょうけど、作らないと(従来の保険証が)使えなくなるという流れがあんまり納得してないけど、仕方ないかなと思っています」
マイナ保険証の熊本県内の利用率は、全国平均を上回る40.43%。

熊本市によると、市が先月保険証の紐づけを支援した件数は、前の月に比べ1.4倍になるなど、駆け込みでマイナ保険証に切り替える人が多い状況です。
「個人情報の管理が信用できないと言ったら悪いけど、もう保険証が使えなくなると聞いて行かないといけないなと思ってきました」
ただ、従来の保険証が完全に使えなくなったというわけではなく…
済生会熊本病院・杉山さん
「2026年の3月までは暫定措置として(従来の)保険証が使用できるかたちになっている」
国は暫定措置として、来年3月末までは従来の保険証による受診を認めています。

ただその後は、マイナ保険証か資格確認書を持っていないと10割負担となってしまうため、病院では次回以降は必ず切り替えるようにと伝えているということです。













