
衆院選が27日に公示されました。熊本市中央区、東区、北区が選挙区となる熊本1区は、県内で唯一、自民党と新党「中道改革連合」が直接対決する構図に。そこに参政党の新人が挑みます。

参政党の新人、山口誠太郎候補は、熊本市中央区で第一声。政治を自分ごとに捉えてほしいと、投票率70%を目指して活動すると話しました。
山口候補
「毎日、毎日、一生懸命働いても賃金は一向に上がって行かない。それどころか、物価はどんどん上がり、生活は苦しくなっていく。今の政治、どんどん国民目線から離れていく。政治これを我々の手に取り戻したいんです」
インボイス制度と消費税の廃止で国民の負担を減らしたいと訴えました。

官房長官として官邸を離れられない自民党前職の木原稔候補は、本人不在の出陣式に。それでも、支援団体や新たに連立を組む維新の国会議員ら700人が集まりました。
木原候補(音声メッセージ)
「大改革は安定した政治基盤と国民のみなさんの明確な信任があってこそ実行できると考える。未来に責任を持つ政治を、これからもぶれずに貫きます」
責任ある積極財政で、国民の所得を引き上げるとしています。

中道改革連合の新人・鎌田聡候補の出発式には、県議時代に与野党として対峙してきた公明党の県議らが出席。比例は「中道」にと呼びかけました。
鎌田候補
「暮らしが本当に厳しい状況のときに、物価高対策、具体的にまだ手を打てていない状況のときに、社会保険料の負担が強まろうとしているときに、防衛費だけ増やしていく、そのことがどうなのか」
憲法9条や非核三原則の堅持を訴えかけました。
【解説】注目のポイントは?

「くまもとLive touch」コメンテーターで崇城大学の今井亮佑教授(政治学)は、ポイントは2つあると話します。
「一つは、木原さんと参政党の政策的立場は、いずれも保守ということで近いわけですが、参政党を支持する有権者が小選挙区でどう投票するか。小選挙区でも参政党の山口さんに投票するのか、比例区で参政党、小選挙区で木原さんと、投票をわけるのかが木原さんの得票に影響してくると考えられます」
「もう一つは、立憲民主党の県議だった鎌田さんが公明党支持者からの票をどのくらい集めることができるのか。これは、小選挙区の鎌田さんの勝敗だけでなくて、比例復活などにも影響してくると考えられます。中道改革連合は、公明出身者を名簿の上位にのせていて、九州ブロックでは、重複立候補者は5位に並んでいます。これによって、立憲民主党時代に比べると、比例区での復活当選の可能性は狭まっているわけです。仮に小選挙区で敗れて比例復活を果たすには、公明党支持者からの票を着実にとって、高い惜敗率を記録することが必要になってきます」









