
新たな連立政権のもとで、与党同士が激突する構図となった衆院選熊本4区。野党からも出馬表明が相次ぎ、乱戦模様となっています。
全国85選挙区で与党候補が対決
衆議院議員選挙の公示日、高市総理は日本維新の会の吉村代表とともに、第一声を上げました。
高市総理
「自民党、日本維新の会、この2つの政党で、何としても過半数とらせてください」
吉村代表
「今回の選挙、誰が総理にふさわしいか、誰がこの国のリーダーを務めていくか。それはここにいる高市早苗さんですよ、みなさん」
連立の新たなパートナーとなった2党。選挙協力を行わないため、85選挙区で与党同士が激突する、異例の展開となっています。
熊本4区もその一つ。八代市や人吉市、天草市などを含む日本有数の広大な選挙区で、自民党の前職に、日本維新の会の元職、国民民主党、共産党、参政党の新人が挑みます。
高市内閣で国土交通大臣を務める自民党の前職、金子恭之さん(64)。建設業界など100以上の団体から推薦を得て、組織戦を進めています。全国を遊説で回っていますが、1月末には選挙区に戻り、個人演説会を開きました。
金子さん
「どこに行ってもそこには国土交通行政所管のものがあります。令和2年豪雨災害から、新たなまちづくりをやっていかなければいけないなかで、まちづくりも所管しております。JR肥薩線の問題についても、しっかりと責任を負っていかなければいけない」
高市政権が信任を得ることで、引き続き、大臣の職を担いたいと訴えました。
与党対決を戦うのは、日本維新の会の元職、矢上雅義さん(65)。自民党公認で立候補した2000年の衆院選で、当時、無所属の新人だった金子さんに敗れたという“因縁”もあります。
矢上さん
「なぜこの20年間、私たち地方の住民が望まない規制緩和を続けてきたのか」
コメの生産者支援などを訴えます。
矢上さん
「自民と維新は与党ですから、どっちもどっちかな、どうしたらいいんだろう、自民党でいいじゃないかというお悩みもお持ちでしょうけど、政党というよりも矢上雅義という形で訴えていく。かつ与党として活躍できるという二面で戦っていきたいと思います」
対する野党はどう挑むのか。
上田さん
「なかなかその給料増えない。それから、ポストも少ない、人口も減っていく。こんな世界だと、なかなか希望が持てないんです。それを希望が持てる日本にしてから、子どもに引き継ぎたい」
新人の上田至さん(49)。国民民主党が熊本県内で初めて国政選挙に擁立しました。経済政策を訴えて、政権批判票の受け皿を目指す考えです。
上田さん
「いま自民党が強いところを回っていますけども、みなさん握手しに出てこられて、頑張ってねと、やっぱり受け皿が必要なんだろうなと実感しています」
公示日前日には、榛葉幹事長が八代市に入り、払いすぎた税金を国民に戻すと訴えました。
本村さん
「高市総理は台湾有事発言、軍事費をどんどん増やす、武器を買い集めるなど恐ろしいことをしています」
共産党の新人、本村久美子さん(68)は、川辺川で計画が進む流水型ダム建設への反対を訴えることで、他の候補者との違いを打ち出したいとしています。この日は小池書記局長とともに支持を訴えました。
本村さん
「水質日本一の川にですね、国はダムを造るというんです。ダムで水害を防ぐのではなく、宅地のかさ上げや堤防を高くするなど水害を防ぐことはできます」
建設コンサルタントで参政党の新人、植田貴俊さん(41)。1月には地元・天草市を遊説しました。
植田さん
「若者がどんどん流出してしまって、このままでは自治体を存続するのが難しいと言われている。すなわち、それは政治の問題があると考えている」
低迷する地方経済を立て直す必要があると訴えます。
植田さん
「積極財政によって1次産業の従事者の生活を支えた上で、日本の食料自給率の向上に貢献していただく環境を整えていく」
党勢拡大に向けて、神谷代表も熊本を訪れ、積極財政への方針転換を掲げました。
衆院選は2月8日投開票です。




















