
交流人口の増加や防災力強化へ「球磨川リバーミュージアム構想」キックオフ
2026年3月3日
川辺川の流水型ダム建設に伴う補償金は1人平均およそ40万円。球磨川漁協の組合員は複雑な思いを抱えています。
川辺川流域に漁業権を持つ球磨川漁協は、国と漁業補償契約を結び、およそ8億1000万円を受け取ります。
漁協によると、このうち、およそ3億1000万円を、組合員と准組合員あわせて740人に配分する予定です。
配分額は、漁をしている場所などによって20万円から80万円まで幅がありますが、平均すると1人40万円ほどになります。

かつて、ダムに反対した漁師は―
「喜んではもらわない(分配金を)返して俺はいらないと言っても、ダムが止まるわけではない」
25年前、川辺川ダム計画をめぐる漁業補償案を否決に持ち込む運動をした塚本昭司さん。今は、漁協の理事という立場で複雑な思いがあります。
塚本さん
「心情的にはやっぱりダムは欲しくないという気はする。組合員の総意であるなら飲まざるを得ない。私の立場からすると、申し訳ない気もします。自分自身が反対をしてきて、そのわずかな金をもらって、納得しなきゃいかんのかなと」
球磨川漁協は、26日の総会で、配分案を採決します。
また、8億1000万円のうち5億円は、流域の魚の保護や漁協の運営資金にあてる考えです。

ダムは、2027年度に着工、2035年度の完成を目指しています。