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2026年5月14日 18:36
入札の評価基準めぐり熊本県に相談も…不正止められず 八代市庁舎建設めぐる収賄事件

 熊本県八代市の庁舎建設をめぐる汚職事件で、現職市議ら3人が逮捕されてから1週間。不正があったとみられる建設業者選定の評価基準案について、当時、八代市が県に助言を求めていたことが分かりました。

 八代市の新庁舎をめぐっては、建設工事を落札した前田建設工業に便宜を図る見返りに、現金6000万円の賄賂を受け取ったあっせん収賄の疑いで八代市議の成松由紀夫容疑者ら3人が逮捕されています。

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 警察などによりますと、建設業者を選定する評価基準案は前田建設工業が作成し、成松容疑者から当時の副市長に渡っていたということです。

 この評価基準案について、当時の担当職員らが疑問を抱いていたと、議会の百条委員会で証言しています。

 「試算の結果、特定の業者にとても有利な案になっていた。『指名停止のマイナス12点』のペナルティのところが過剰」

 前田建設工業の競合相手が不利となるペナルティの大幅な減点。さらに―

 「過去10年で庁舎建設の実績が2件以上あれば、評価点が優遇されるようになっていた、その対象企業が1社しかなかった」

 前田建設工業が落札できるよう、作られていました。

 八代市は当時、熊本県にその内容について助言を求めたということです。市が残している記録によると、県から多岐にわたる指摘を受けたことが分かります。

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 指名停止措置を理由とした過剰な減点については、県から理由の整理を求められ、結果として、減点を半分に修正。しかし、県が厳しすぎると指摘した入札資格の項目については、変更されず、実際に応札したのは前田建設工業を含む共同企業体の1社のみでした。

 前田建設工業側に自ら賄賂を要求していた成松容疑者らによる指示。当時の担当課の職員は、上司から指示を受けていたと証言しています。

 「上司から渡された際に「『これは天の声であり、一言一句変更することなくこれに従うように』と指示された」

 違和感を覚えながらも逆らうことができなかった理由について、当時の担当課職員は「成松市議に連絡すると、恫喝されると思った」と証言しました。

 なお、当時の副市長は県職員OBでした。熊本県の木村知事は「県の幹部職員らは出向先などの自治体で慣例上やりにくかったことやできなかったことについて外部からの目線でただしてもらいたい。今回の件については捜査中のため、なんとも申し上げられない」としています。

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