
先週の大雨から一転、晴れ間が広がった熊本県内では29日、田植えが行われた所も。ただ、コメを巡っては、農家から困惑の声も聞こえてきます。
記者
「コメの価格が大きく動いた令和のコメ騒動。今年も作付けが始まっていますがコメの価格はどうなるのでしょうか」
“令和のコメ騒動”と言われた去年は、コメの品薄が続き値段が高騰。ピーク時には5キロ4000円を超えていましたが、今の店頭価格は…。

スーパー
「去年からすると、5キロで1000円くらいは下がっているような感じですね」
熊本市中央区のスーパーでは、5キロ2000円台の銘柄も。コメの価格高騰は、おさまりつつあります。

農林水産省によりますと、6月21日までの1週間に全国のスーパー約1000店舗で販売されたコメの平均価格は5キロ当たり3590円で、2週連続の3500円台となりました。
ピークだった2025年末から値下がりの傾向が続いています。
スーパー
「7月、8月から早期米、新米が始まる。その前に在庫を出してしまいたいという問屋さんの都合があるみたい。いろんな品種の値段が下がってきている」
消費者目線ではうれしい傾向ですが、生産者にとっては、悩ましい状況です。

生産者
「コメが余って、ぼたついている。需要と供給のバランスが崩れているというのが一番の要因ですかね。作付けするにも勇気がいるみたいな感じで」
熊本県菊陽町の生産者、上田さんは、コメ不足を受けて、去年、大幅に作付けを増やしました。
今年は、さらに作付面積を2ヘクタール増やして、13ヘクタールに広げる計画でしたが、今後のコメ価格の推移は不透明だと感じ、作付けを1ヘクタール増やすことにとどめました。
また、続く猛暑の影響を考慮して、暑さに強い品種改良されたコメに切り替えるなど、試行錯誤しながら、難しい経営判断を迫られています。
生産者
「バランスが取れた価格帯を目指しているのが事実。買いやすい、売りやすいような環境を国が作ってくれれば、それが理想なんですけど」













