
熊本県で最大震度7を観測した地震から一夜明け、被害の状況が明らかになってきました。
熊本県災害対策本部によりますと、29日午後2時現在、県内で82人の人的被害が確認されています。このうち、12人が亡くなり、6人は心肺停止の状態、8人は重症です。

記者
「4本あるうち、3本の煙突が倒壊しています。こちらの煙突が根元は折れてしまっている状況です」
煙突が折れる被害があった八代市の日本製紙の工場では、11人が閉じこめられ、7人が救助されました。うち5人が亡くなり、2人は中等症、残る4人の安否は分かっていません。
地震の後に大きな地割れ…

記者
「高速道路が上下にずれ動いたその真下の坂道、アスファルトが上下にずれが生じています。その隣、さらに、その隣にもずれが起きています」
八代市の高速道路の真下で、地震後に大きな地割れが見つかりました。

橋桁から畑にかけて伸び、途中から2本に分かれていることがわかります。
上月花梨アナウンサー
「氷川町にある道路では、長い距離、地割れが発生しています。割れたあとを見ると、車のタイヤがすっぽりはまってしまうほど幅が広いです」

氷川町でも複数の住宅が倒壊。母親が倒壊した自宅の下敷きになったという男性。自力で抜け出したものの、けがを負ったといいます。

住民
「母はそこで胸を押さえていた。救急車を呼んでも全然、通じない。夜、自分で病院に連れていって、ここ(胸)の骨と背骨が折れていた。どうしていいかわからんというか。できることをしていかんとですね」

激しい揺れで食器などが散乱した住宅では―
住民
「ここは私の部屋です。言葉がなかったですね。命があっただけでも良いのかなと。片付けと、補修をどうするかですかね。考える力がありません」
断水、停電も…8900人避難所に
熊本県内では断水も発生しています。宇城市で1万4000戸、八代市及び氷川町で2万8500戸などとなっています。
14市町で給水所が設けられていているほか、随時、市町村において設置を調整しています。
停電もおよそ3万4900戸で発生しています。

また、県内では避難所が432カ所開設され、あわせて約8900人が身を寄せているということです。













