
熊本県南部など台風13号の強風域に 被災地域で弱い雨が降る予想も
2026年8月7日
被災地では、台風や大雨による複合災害が懸念されています。2016年熊本地震の際にも、各地で発生しました。専門家は「必ず起きると想定して行動する必要がある」と警鐘を鳴らしています。

熊本県八代市昭和地区。海抜0メートル以下で、陸地より海水面が高いため、台風などにより堤防が決壊すれば、集落が浸水してしまいます。
(佐藤由季アナウンサー)
「地震によって被災した八代市の堤防です。台風や大潮による決壊が心配されていて、土のうによる応急処置がされていますが、今のように雨が降ると、さらなる被害が心配されます」
6日から国が応急工事を進めていますが、不安が残る状況です。

(東京通信大学・松尾一郎 特任教授)
「河川が氾濫する、どうして氾濫するかというと、地震の揺れでもって堤防に亀裂が入るなどしている」
防災行動学専門の東京通信大学、松尾一郎特任教授は複合災害のリスクを強調します。

2016年の熊本地震では、2カ月後の大雨で、各地で土砂崩れが発生。6人が死亡しました。2024年の能登半島地震でも、8カ月後の大雨で土砂災害や河川の氾濫が発生、20人が亡くなっています。

地震の影響で地盤が緩むことなどにより、様々なリスクが高まっている状況です。
(東京通信大学・松尾一郎 特任教授)
「氷川町内の安全なところがないとすれば、熊本市内とか、あるいは球磨川の上流含めてですね、揺れの少ない、比較的電気もあって、過ごせるような場所に逃げていただく」
雨が降るタイミングから逆算した広域での避難計画を、国や県と策定を検討中としています。
まとまった雨が降る予報の際は、危険な場所から離れる意識を高めておく必要があります。