
10年前の地震で液状化した2つの地区「10年前と同じ」「新たな被害なし」明暗を分けたのは…
2026年8月25日
熊本市は、地震による液状化被害を10カ所で確認したと明らかにしました。
3日の市議会で、被害調査の結果が公表されました。

(都市建設局長)
「被災宅地危険度判定や住民からの通報箇所に加え、2016年熊本地震で液状化が確認された地区を対象として現地調査を行いました。その結果、10地区で噴砂等の液状化現象を観測しています」

7月末の熊本地震で確認された液状化現象。熊本市南区の杉島地区では、噴砂や陥没が見られ、住宅などに大きな被害をもたらしています。熊本市によると、この地区の住民らからは、液状化対策を望む声があがっているということです。

10年前の熊本地震で液状化の被害を受けた南区近見地区では、地下水位を下げ、液状化しにくくする工法による対策を実施し、今回の地震では液状化の被害は見られませんでした。
一方で、杉島地区は、10年前、住民の合意がとれず、対策には至りませんでした。
市は対策を求める声が出ている杉島地区については、できるだけ速やかに住民の意見を聞き取って技術の検討を進め、ほかの地区に関しては、引き続き、調査を行うとしています。