11月の食品の値上げは去年のおよそ10倍の多さです。節約志向の高まりで飲食店の客足も鈍り、倒産は過去最多を更新しています。
■物価高で“節約志向”
20代 「安いもやしとか、一袋当たりにいっぱい入っているものを買って、何日か食べられるようにしている」
30代 「(外食が)減りましたね。やっぱりコースで頼んでも、料金が高くなっているので」
街で聞かれたのは、それぞれの「節約」に対する工夫です。
それを裏付けるように、家計の消費支出は、9カ月連続で前年同月比マイナスが続いています。
背景にあるのは、ここにきて再び強まる「値上げラッシュ」です。
去年の月ごとの値上げ品目数です。上期や下期が始まる「4月」「10月」は、毎年多い傾向にありますが、今年は11月も1477品目と多く、去年のおよそ10倍となっています。
50代 「キツいですね。野菜とかが上がるのは嫌だし、肉と魚も上がるのは嫌ですね。調味料も上がると困るし」
■外食ピンチ 客層に変化
節約の影響が直撃しているのが飲食店です。
東京・浅草で人気の天ぷら店。1年前と比べて、客層に変化が出ていると言います。
天麩羅 秋光 岸司店長 「日本の方と、海外の方の比率は変わってきています。日本のお客さんは“足が向かない”部分もあると思う。物価高の影響があるのは確かだと思う」
今月は、天ぷら店にとって欠かせない油も値上げになりました。そこに客足も減るという“ダブルパンチ”です。
こちらのラーメン店でも…。
いんなみ家 上大岡店 印南裕司店長 「新規のお客さんが最近少ないなと。失敗したくないっていう、自分の『ここだ』という店にしか行かなくなっちゃっている」
東京商工リサーチによると、今年上半期の「飲食業」の倒産件数は514件となり、記録が残る1989年度以降で過去最多でした。
高市総理は、物価高対策として食料品の消費税を8%から1%に引き下げる方針ですが、10%のままの外食にとっては、むしろ“逆風”となる恐れもあります。
岸店長 「逃げ場がないというか。日本の方にも、値下げは難しいんですけども、少しぜいたくと思いつつ、ご来店していただければ」
(「グッド!モーニング」2026年10月31日放送分より)









