アメリカのFBI(連邦捜査局)が北朝鮮の関与を指摘した暗号資産取引所「バイナンス」を巡るハッキング事件など北朝鮮のハッカー集団の攻撃の手口を取材しました。
ソウル市にあるサイバーセキュリティ企業「スティーリアン」は韓国政府とも情報のやり取りをするため4年前、北朝鮮のハッカーから攻撃を受けました。
スティーリアン パク・チャナム代表 「我が社も数年前に北朝鮮のハッカーたちのハッキングを受け、防いだことがあります。だましてクリックやダウンロードをさせるため、複数のウェブサイトやSNSアカウントを作り、実在する人物を装って繰り返しメッセージを送ってきました」
こうした偽装工作も、生成AIの進化でさらに巧妙になっているということです。
スティーリアン パク・チャナム代表 「今再び同じ攻撃を受けることになったら、それを全部防げるだろうかとも思います。ハッキングを100%防ぐことはほぼ不可能と見ています。ハッキングされた時にどれだけ早く対応して対処して復旧するか、された後の被害を最小化する手続きとシステムが一番重要」
こうしたハッカーを生み出しているのが、北朝鮮の国家的な人材育成システムにあるとみられます。
かつて北朝鮮のハッカー養成機関にいた脱北者の男性は、優秀な子どもが全国から選抜され、専門的な教育を受ける実態を証言します。
北朝鮮でハッカーを養成 キム・フングァン氏 「北朝鮮の全土で頭が最もいい子たちを全方位に完璧に徹底的に選抜するシステムがあります。自分が望んでも望まなくても頭のいい子は全員選抜。国家の生存のための手段として利用しているのです」
また、北朝鮮からとみられるサイバー攻撃には特徴があると指摘します。
北朝鮮でハッカーを養成 キム・フングァン氏 「北朝鮮は開発創造型で攻撃城という金正恩の命令。自らコードを作るようにと言って彼らが作ったコードは国際スタンダードのコードの範囲または枠と異なります。そのためこれを見ると、ある程度(北朝鮮の仕業だと)分かる」
先月、日本のGMOインターネットグループで起きた不正アクセスでは北朝鮮の関与も指摘されています。
金正恩総書記の直接的な指揮を受けるともされるサイバー部隊は国家ぐるみで育成されたハッカー集団で生成AIも取り込みながら脅威を増しているということです。
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