開催日時
平成20年5月7日(水) 10時30分から12時00分まで
開催場所
熊本朝日放送3階会議室(熊本市二本木1丁目 5番12号)
委員の出席
委員総数10名/9名出席
(出席委員)
嵯峨一郎 委員長/勇知之 副委員長/鹿瀬島正剛 委員/桑原たか子 委員/森義臣 委員/黒木千代子 委員/白瀬久美子 委員/中村幸子 委員/フェレロ恵美 委員
(欠席委員)
田中力男 委員
会社側出席者
門垣逸夫 代表取締役社長/馬郡昭彦 報道制作局長/伊東謙一郎 編成業務局長/入山義孝 事務局長
議題
(1)課題についての意見交換
   「代表者会議テーマ」
    1. テレビ離れについて
    2. これからの地球環境問題への取り組みについて
(2)平成20年5月の編成報告
(3)次回課題番組についての説明
   「渡辺貞夫と子どもたち」 5月24日(土) 午後0時~午後0時54分放送
(4)次回開催予定
   平成20年6月4日(水) 午前10時30分から 熊本朝日放送3階会議室
(5)審議会に対する諮問・報告
   放送番組に関して申し出のあった苦情、その他意見の概要(報告)
(6)その他

(配布資料)
   ・タイムテーブル(4月~6月)
   ・平成20年6月の単発編成予定表
   ・視聴者応答記録(平成20年4月1日~20年4月30日)
   ・BPO報告
議事の概要
今回の放送番組審議会は6月5日開催予定の代表者会議のテーマ「1.テレビ離れについて」「2.これからの地球環境問題への取り組みについて」のうち前者を中心に審議した。

主な意見は次の通り。

・広告収入に頼る民放の宿命で視聴率至上主義になり、ドラマなども無難なリメークや漫画の原作を取り入れるなどがパターン化している。そのため、どのチャンネルも特色がない。クイズ番組も同様だ。テレビ離れより共倒れの方が怖いのではないか。まずはキー局が独自性を持ち、棲み分けをしないとインターネットに食われてしまうだろう。

・視聴率至上主義を打開するには、広告収入に頼らないことも考えなければならないだろう。まずは視聴料を払ってでも見たくなるような番組を制作し、ゆくゆくは有料チャンネル化も視野に入れるべきだ。

・テレビは認可事業であるため、国の規制を前提とした自主規制が強いように感じる。そのため、歯に物の挟まったような形で終わるドキュメンタリーなどが見受けられる。もう少し思い切って事実をとことん追求した番組を制作してもらいたい。

・生の映像を使った信頼性の高い情報や災害報道などがテレビの最大の魅力であり、役割だろう。ジャーナリズムとしての良識を持ち、問題を見抜く力を養い、日本の将来あるべき姿考えて国を良くしようという姿勢があれば生き残れるのではないか。