第310回放送番組審議会議事概要《令和2年9月2日開催》
- 開催日時
- 令和2年9月2日午前10時半~正午
- 開催場所
- 熊本朝日放送3階役員会議室(熊本市西区二本木1丁目 5番12号)
- 委員の出席
- 鹿瀬島正剛委員長 西田慎介委員 川上優子委員 中村賢次委員 田上裕二委員 田幸太郎委員 欠席:原幸代子副委員長(レポート提出)
- 会社側出席者
- 竹内圭介代表取締役社長 岩下範之常務取締役編成・報道制作担当 高田徹取締役放送番組審議会担当・総務局長 井崎宗利編成局長 塩田賢俊報道制作局長 筒井孝彦報道制作局報道担当部長 矢島誠放送番組審議会事務局長
- 議題
- (1)第89回系列番組審議会委員代表者会議議題 「新型コロナウイルス報道とテレビの役割」
(2)2020年9月 単発編成報告
2020年7月・8月 視聴者応答状況報告
(3)その他
- 議事の概要
- ◎ 第89回系列番組審議会委員代表者会議議題
「新型コロナウイルス報道とテレビの役割」
○ 我々国民も何を拠り所にしていいのかよく分からない状況の中、今こそ正確な情報が求められている。それだけにテレビが果たす役割というのは非常に大きい。
○ ワイドショーの中でのコロナの話は特に、一部の考え方が一部ではなく全体として報道されているような気がするものがあるように感じる。毎日、いろんなコメンテーターが出てきて、国の政策を批判したり、不確かな情報をもとに好き勝手な事を言ったり、結局何が正しいか分からずに、視聴者を惑わせるだけの番組も見受けられる。
○ 克服した人のニュースをもっと流した方が役に立つのではないかと思う。報道機関はどうしてもインパクトを求めてしまうが、罹患したら実際こういう事に困るという事が分かる様な報道もしてほしい。
○ 新型コロナウイルス感染は病気だが、ウイルスの蔓延は災害じゃないかと思う。自分の力ではどうしようもない事が突然降って来た感じで、収束の時期も見通せない。そう考えると、感染された方を被災者と考える事も出来る。報道ステーションの富川アナが感染し、復帰する際の会見は、まさに謝罪会見だった。放送局側も感染した人に落ち度があるという見方をしていると感じた。
○「接待を伴う飲食業」や「夜の街」とか、差別用語の様になっている。感染した人の行動にインターネット上では批判が相次いでいる。感染者への差別や偏見が起きている事実を考えた上で、報道に取り組んでほしい。
などの意見や批評をいただきました。