開催日時
平成21年5月8日(金) 10時30分から12時00分まで
開催場所
熊本朝日放送3階会議室(熊本市二本木1丁目 5番12号)
委員の出席
委員総数10名/7名出席
(出席委員)
嵯峨一郎 委員長/勇知之 副委員長/田中力男 委員/森義臣 委員/白瀬久美子 委員/中村幸子 委員/渡邉剛 委員
(欠席委員)
桑原たか子 委員/フェレロ恵美 委員/黒木千代子 委員
会社側出席者
門垣逸夫 代表取締役社長/黒田礼次郎 編成業務局長/伊東謙一郎 報道制作局長/入山義孝 事務局長
議題
(1)課題番組についての意見交換
   「代表者会議テーマ」
   ※報道・情報系番組の「取材」のあり方、「情報」の取り扱いと放送倫理、人権の問題について
(2)平成21年5月の編成報告
(3)次回課題番組についての説明
   「駅前TV サタブラ」
(4)次回開催予定
   平成21年6月3日水曜日 午前10時30分から 熊本朝日放送3階会議室
(5)審議会に対する諮問・報告
   放送番組に関して申し出のあった苦情、その他意見の概要(報告)
(6)その他

(配布資料)
   ・タイムテーブル(4月~6月)
   ・平成21年6月の単発編成予定表
   ・視聴者応答記録(平成21年4月1日~21年4月30日)
   ・BPO報告
   ・桑原、黒木、フェレロ委員リポート
議事の概要
今回の放送番組審議会は6月5日開催予定の代表者会議のテーマ「報道・情報系番組の取材のあり方、情報の取り扱いと放送倫理、人権の問題」について審議した。

主な意見は次の通り。

・報道系番組では真実の追究が求められているが、そのためには最初の直感や仮説が重要だ。メディアに対し安易に中立を求めすぎると番組作りは不可能になるだろう。

・大変難しい問題でBPOや番組審議会でも何度となく繰り返されてきた議論だが、決定的な結論は出ないだろう。しかしながら、これらの制度を磨き上げ、意見を交わし続けることが大事だ。

・テレビ局の経営環境悪化による制作費の削減や、企業としての人気の低落に伴う人材の枯渇などが報道番組だけでなく、番組全般の質の低下につながっている。

・多くの番組を下請けの制作会社に外注するという放送局の制作システムに問題がある。制作マニュアルを見直したとしても、下請け会社への徹底は難しいだろう。

・特に報道番組は正確さが重要なのに、速さばかりを競う余り検証を怠っている。また他局とは違った角度から情報を伝えようとするのは分かるが、人の気持ちを踏みにじるような取材の仕方もあり、反感を買う結果となっている。