開催日時
平成22年2月3日(水) 16時30分から18時00分まで
開催場所
熊本朝日放送3階会議室(熊本市二本木1丁目 5番12号)
委員の出席
委員総数10名/8名出席
(出席委員)
嵯峨一郎 委員長 / 勇知之 副委員長 / 田中力男 委員 / 中村幸子 委員 / 吉崎輝喜 委員 / 森義臣 委員 / 白瀬久美子 委員 / 黒木千代子 委員
(欠席委員)
渡邉剛 委員 / フェレロ恵美 委員
会社側出席者
植田義浩 代表取締役社長 / 黒田礼次郎 編成業務局長 / 伊東謙一郎 報道制作局長 / 荻清次郎 事務局長 / 山森英雄 制作担当部長 / 冨奥靖広 担当ディレクター
議題
(1)課題番組についての意見交換
   『にほん風景遺産「子守唄と落人の里~日本最後の清流川辺川~」』
(2)平成22年3月の編成報告
(3)次回課題番組についての説明
   「子育てどぎゃん」
(4)次回開催予定
   平成22年3月3日水曜日 午前10時30分から 熊本朝日放送3階会議室
(5)審議会に対する諮問・報告
   放送番組に関して申し出のあった苦情、その他意見の概要(報告)
(6)その他

(配布資料)
   ・タイムテーブル(1月~3月)
   ・平成22年3月の単発編成予定表
   ・「子育てどぎゃん」企画書
   ・視聴者応答記録(平成21年12月1日~平成21年1月31日)
   ・BPO報告
   ・渡邉剛委員リポート
   ・フェレロ委員リポート
議事の概要
今回の放送番組審議会は1月4日月曜日午後3時から3時55分放送された『にほん風景遺産「子守唄と落人の里~日本最後の清流川辺川~」』について意見を交わした。
同番組はBS朝日と共同企画の自社制作番組で、BS朝日でも放送された。

主な意見は次の通り。

・川辺川のダム問題の賛否を問うのではなく、流域の人たちの暮らしぶり、自然、文化、歴史、伝統を淡々と見る側に感じさせ、考えさせられる手法で格調の高い番組だ。

・美しい映像、BGMともよく落ち着いて見ることができた。風景を縦軸にそこに息づく人を横軸に絡めてあり、人吉球磨地方の名物な人が網羅されていた。美しい川辺川のシーンが続き、山あいの霧のシーンなど最高だった。

・番組で紹介された人たちは、まさに川辺川の自然とともに生きてきた人間の姿そのものとの感じを受けた。この人たちこそ、まさに自然遺産ではないかと思う。

・左上にタイトルスーパーが出っ放しで、きれいな映像が邪魔になる時が多々あった。必要な部分だけでよかったのではないか。また、エンディングにもう少し工夫があってもよかった。

・自然や文化遺産を美しい映像でみせられただけでは旅番組のようだ。テレビ局が作りジャーナリストが出たら、どこかに辛口がないと。川辺川に関する番組を作ってきたこれまでのKABの立ち位置が問われるのではないか。